■最高出力690hpを発揮する5.2リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載
アストンマーティンが開発中の「ヴァンテージ」ハードコアモデル市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
同社ではヴァンテージ、及びDB11の後継モデルがフルエレクトリックになることを発表しています。
ヴァンテージEVは2025年に登場が予想されており、これが最後の内燃機関エンジンとなるはずです。
ニュル付近で捉えたプロトタイプのフロントエンドには、バンパーに追加されたエアインテークや、拡張されたフロントスプリッターを装備、ボンネットの両サイドにエアスクープが見てとれます。
側面からは分厚いサイドスカート、フェンダーフレア、カーボンセラミックのように見える大型ブレーキなどが確認できます。
後部では専用バンパーやスポイラー、センター出しデュアルエキゾーストパイプが配置されています。これはノーマルのヴァンテージやヴァンテージF1エディションでは見られない専用デザインです。
また、先日公開されたティザーイメージで見られた巨大ウィングは、このプロトタイプには装着されていませんが、今後追加されるはずです。
初代ヴァンテージは1977年に登場、1989年には生産終了となりましたが、1993年に復活。
1999年に再び途絶えましたが、2005年に3代目が誕生しています。2009年には初のV型12気筒エンジン搭載モデル「V12ヴァンテージRS」が発売されましたが、今回の新型モデルで「RS」の名称が復活することが有力です。
先代モデルのV12ヴァンテージでは5.9リットル自然吸気V12でしたが、新型では、最高出力690hp、最大トルク753Nmを発揮する5.2リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載することが濃厚です。
ヴァンテージV12RSのワールドプレミアは今後数ヵ月以内で、限定299台の販売と予想されています。