■温泉やキャンプも楽しめる。第2東名開通も追い風に!
日本を代表するサーキット・富士スピードウェイ。スーパーGTやスーパーフォーミュラはもちろんのこと、世界選手権イベントのWEC(世界耐久選手権)や国内唯一の24時間レースであるスーパー耐久「富士SUPER TEC」、インタープロトなどなど、年間を通じてビッグイベントを開催しています。
レース観戦以外にも、レーシングコースの体験走行やドライビングレッスン、オフィシャルカーと愛車の記念撮影など、体験型プログラムも目白押し。クルマ好きにはたまらないスポットといえますね。
そんな富士スピードウェイも東京オートサロン2022にブースを出展して、サーキットの楽しさをアピール。
200インチの大スクリーンでは昨年の富士スーパーテックの模様が映し出され、ステージでは「競争女子(辻本始温さん&萩原友美さん)」やレースアナウンサー(ピエール北川さん&辻野ヒロシさん)のトークショーなどが開かれるなど、華やかさに包まれています。
そんな富士スピードウェイが猛プッシュしていたのが、今秋に予定されているビッグなリニューアル。まもなく現地には、サーキットを一望するホテルやミュージアム、アミューズメント施設などがオープンするのです!
まずホテルですが、「富士スピードウェイホテル」という名称で、国際的なホテルグループ「ハイアット」が日本に初上陸させる「アンバウンド コレクション by Hyatt」というブランドが運営します。場所は現在ある西ゲートのすぐ脇になります。
レーシングコースの最終コーナーが間近ですから、ベランダから優雅にレース観戦なんてこともできそうですね。客室数は全120室。温泉施設やジムなども完備されるとのこと。
さらにこのホテルには、モータースポーツの歴史や文化が体感できるミュージアムが併設されます。監修はトヨタ博物館が行うといいますから、車両展示も本格的なものになるでしょう。
トヨタ車に限らず、日本のレース史を飾ったさまざまなレーシングカーがずらりと揃うはずですから、楽しみですね。
その富士スピードウェイホテルに対し、道路を挟んだ南側に作られるのが「モータースポーツビレッジ」。
もともとこのあたりにはレース関係者のレース村がありましたが、そのエリアを来訪者に広く開放しようというのが狙い。レーシングチームのガレージを核として、周囲にグランピング施設や温浴施設、イベント広場などアミューズメント設備がオープン予定です。
昼間はレースを楽しんで、夜は仲間とわいわいキャンプができるなんて、めちゃくちゃ楽しいですよね。
ご存じのとおり、富士スピードウェイ近くでは新東名高速道路が建設中ですが、その完成はもう少し先になりそう。
でもこの道路ができればサーキットのすぐ南に「小山スマートインターチェンジ」がオープンし、富士スピードウェイへのアクセスは劇的に向上します。周辺の開発も含めて、ホテルやモータースポーツビレッジのオープンは胸が高まるニュースですね。
(文と写真:角田伸幸、東和不動産))