ARTA(中ホール・5)が手掛けた5,000万円のカスタムカー・LEGAVELOがベールを脱いだ【東京オートサロン2022】

●ドライカーボンを纏った外観は、まるでステレス戦闘機

2022年1月14日~16日、千葉県にある幕張メッセで東京オートサロン2022が開催されています。ここでは、中ホール5にあるARTAブースの出展車について紹介します。

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ARTAブースの外観

株式会社オートバックスセブンは、レーシングスポーツブランド「ARTA」の新しいカスタマイズブランド「ARTA MECHANICS(エーアールティーエー メカニクス)」を立ち上げて、第1弾となるカスタムカー「LEGAVERO(リガヴェロ)」を出展しました。

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リガヴェロのフロントスタイル

リガヴェロはイタリア語で合金+速さを合わせた造語で、ハイブリッドスポーツカーのホンダNSXをベースにカスタムを施したコンプリートモデルです。

車両本体価格を含めた総額は5,000万円相当という超高額なスポーツカーです。

すでに現行型NSXの新車は手に入らないということで、現行型NSXを所有する国内オーナーに向けて、スペシャルフルカスタマイズパッケージとして限定5台、2,530万円でカスタムを受け付けています。

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リガヴェロのリアスタイル

ARTA MECHANICSは、スポーツカー市場の活性化を目指したカスタマイズブランド。

20年以上レースに関わってきたARTAならではのエッセンスをベースの市販車に注入することにより、加速やブレーキングのレスポンスの良いクルマで、走る楽しみを広められるようなカスタムコンプリートカーシリーズ化して製作していくとのこと。

リガヴェロはタフ&ハイレスポンスをコンセプトに、戦闘機を彷彿させる「タフさ」を表現するために、装飾的なデザインを排除。空力と走行性能を追求したデザインに仕上げています。

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リガヴェロのフロントマスク

リガヴェロの外観はボンネットやルーフ、リアウイングなどドアを除いた約50%以上の部分をフルカーボンで仕上げていて、NSXのもつレスポンスの高い走行性能にタフな鎧を纏わせるスタイルを目指しています。

幾何学的で美しいドライカーボンのボディパーツはあえて、ブラック塗装とすることで、車体全体のバランスに馴染ませつつ、ステルス戦闘機のような鋭さとNSXのもつ気品と上品さを両立することに成功しています。

また、ドラッグ低減のために設けられたGTカーのようなアウトレットダクトをもつ前後フェンダーは、構造変更のない範囲でワイド化。

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リガヴェロのリアバンパー

さらに、ダウンフォースを生み出すドライカーボン製の大型リアディフューザーや挑戦的なデザインでありながら、保安基準内の音量に抑えたオリジナルマフラーなどオリジナルパーツを数多く装着しています。

インテリアは、NSXのアイデンティティを尊重しつつ、完全オリジナルのパーツを採用。

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リガヴェロのインテリア

綾織りカーボンの美しくも勇ましい外装に併せて、インテリアにもカーボン調パネルを採用。

加えて、純正の形状を活かしつつダイナミカスエードで縫製しなおしたシート。そしてフィット感にこだわりダイナミカスエードで巻き直されたステアリングホイールなど見た目だけでなく、手触りや質感にもこだわっています。

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リガヴェロのホイール

リガヴェロはこれまでARTAが培った技術力や知見を集約し、エンブレムや塗装色を含む外装・内装をオリジナル化しています。

また、手掛けた範囲はすべて国内でハンドメイドしており、細部までこだわり抜いたカスタムカーに仕立てています。

ARTAはARTA MECHANICSを通じて、走る喜びや楽しさ、スポーツカーの魅力を発信するため、様々な施策を考えているとのこと。今後の展開は要注目です。

(文、写真:萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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