■市販車のN-BOXをはじめ、人気のフィットクロスターのカスタムモデルを展示
2022年1月14日(金)、千葉県にある幕張メッセで東京オートサロン2022が開幕しました。
中ホール4にある「ホンダ/ホンダアクセス/無限」の合同ブースから、ホンダブースの出展車を紹介します。
ホンダブースは1月7日に公開され、2022年春に発売予定のステップワゴンのコンセプトモデル“STEP WGN e:HEV SPADA Concept”をはじめ、“FIT e:HEV CROSSTARカスタム”、“N-VANカスタム「3rd Place VAN」”、“N-BOX Custom STYLE+BLACK”、そして“CIVIC TYPE R Prototype”の5台を出展。
何と言っても注目はCIVIC TYPE R Prototype。
全身をカムフラージュされたテスト車ですが、エンブレムを隠すRの文字とフロントグリルに設置されたタイプRのロゴはカムフラージュの上からでも確認できます。
今回の出展車はTYPE R専用のカムフラージュを纏った東京オートサロンだけの限定仕様ですが、漂うオーラからは、圧倒的なポテンシャルを感じることができます。
リアには大きなリアウィングを装着し、大容量のブレンボ製ブレーキを収める大径ホイールにはミシュランのパイロットスポーツ4を装着しています。
純エンジン車の最後のタイプRとなるモデルになるかもしれませんので、注目度は抜群。早く全貌が明らかになってもらいたい1台です。
そして、ブースのセンターに置かれているのが、“STEP WGN e:HEV SPADA Concept”。
新型ステップワゴンスパーダをベースに、スポーティなカスタムを提案するコンセプトモデルです。新型ステップワゴンは原点回帰を狙ってボクシースタイルへと変貌。スポーティなカスタムがマッチしています。
“N-BOX Custom STYLE+BLACK”は、ホンダの軽自動車Nシリーズ共通の新ブランド「N STYLE+」の市販車第1弾モデルです。
Nシリーズ10周年を機に新たにNシリーズに設定する「N STYLE+」は、上質かつ精悍なN-BOX Customのデザインに、こだわりのブラックをアクセントカラーとしたエクステリアが特徴。
フロントグリル、リアライセンスガーニッシュをはじめとする各部に施したベルリナブラックがクールかつさらなる高級感を演出しています。さらに、N-BOX Customエンブレムやアルミホイールにも専用のブラック塗装を施し、より引き締まった印象に仕上げた個性あるデザインに仕立てています。
“FIT e:HEV CROSSTARカスタム”は、コンパクトカーのフィットにクロスオーバーSUVテイストを加えた都会派SUVのフィットクロスターを、本格的なタフギアに仕立てたスタディモデルです。
ハンターカブをインスパイアされたFIT e:HEV CROSSTARカスタムのフォグランプには、ハンターカブのヘッドライトを採用。フロントグリルのパンチングはハンターカブのマフラーをモチーフとしています。
塊感を強めた外観デザインは、フェンダーを+30mm拡大しSUVらしいスタンスを強調。また、本格的なオフロード用タイヤを装着し、都会派SUVのイメージを一新しています。
また、ゴツいイメージのルーフキャリアを採用し「このクルマならば、こんなこともできるはず!」という期待に応えられるような仕様に仕立てています。
最後は、“N-VANカスタム「3rd Place VAN」”です。
トレーラーハウスのエアストリームをイメージしたメタリックな外観が特徴。使用しているアイテムは街中にあるホームセンターなどで手に入るモノでアレンジしています。
リアシートに加えて、助手席もフラットになるN-VANをベースに、趣味と仕事をシームレスにする大人の秘密基地をイメージしたカスタムとなっています。
コロナ禍になって公共交通機関などで外出しづらくなった時に、移動できる居心地の良い空間というカスタマイズの提案をしています。
(文・写真:萩原 文博)