■「カッパー」のルーフカラーはモーターコイルをイメージ
今回の「東京オートサロン2022」・三菱自動車のブースで最大の注目モデルは、新型軽EVのコンセプトカー「K-EV concept X Style(ケーイーブイ コンセプト クロススタイル)」です。
日産との合弁会社であるNMKVが企画、開発を手がけている新型軽EVは、2022年初頭に発売予定とアナウンス済みで、ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1670mm。
総電力量20kWhの駆動用バッテリーを積み、CEV補助金などの各種補助金により実質的な負担額は200万円と予告されています。
また、給電機能によりV2H機器を使えば、災害時などに家庭に電力を供給できるのも特徴です。「K-EV concept X Style」のEVとしてのスペックや詳細は、現時点ですでに発表されている以上の内容は公表できないそう。
こうしたEVとした利点に加えて、最新の運転支援機能やコネクティビティを備え、高い安全性や利便性も備えています。同コンセプトカーの実車を見るとガソリンエンジン仕様の「eK X(eKクロス)」とフォルムは同じに見えます。
同コンセプトカーは、「マットブルー」のボディカラーと「カッパー」のルーフカラーによる2トーンカラーで、「カッパー」は、モーターのコイルをイメージしたそうです。
また、「X(クロス)」を象った大小のロゴがフロントバンパー、ボディサイド、リヤゲートに配されています。フロントフェンダーとテールゲートには、「EV」のバッジを配置。
ほかにも、運転席側には充電リッドが備わり、普通/急速用の充電口が配されています。当然ながらマフラーは配置されておらず、ボディ下をのぞくとバッテリー保護のためか、あるいは空力のためか、アンダーカバーが用意されています。
(文:塚田 勝弘/写真:井上 誠)
【車輌データ】
出展者名:株式会社三菱自動車
出展車両名:K-EV concept X Style/タイヤ:ブリヂストン・レグノGR-Leggera/タイヤサイズ:165/60R15