■初期性能を維持し、高いウェット性能を実現
日本ミシュランタイヤは、二輪車用の新製品「MICHELIN ROAD 6(ミシュラン ロード シックス)」「MICHELIN ROAD 6 GT(ミシュラン ロード シックス ジーティー)」を2022年2月16日(水)から順次発売します。サイズはフロントが7サイズ、リヤが11サイズの計18サイズです。価格はオープン。
同タイヤは、最新技術が投入されてきた「MICHELIN ROAD」シリーズで、ドライ路面での高いグリップ、優れたハンドリング、快適な乗り心地を維持。
さらに、この最新モデルでは、ウェット路面での安定したグリップ力と高速安定性を向上させ、初期性能の劣化を抑制することが可能です。これにより、性能維持力と耐摩耗性能を兼ね備えたスポーツツーリング用タイヤとして高い性能を実現したとしています。
技術面の見どころは、まず最適化されたトレッドデザインにあります。
トレッド全体に対する溝面積の割合であるボイドレシオは、14%を確保。さらに、リーンアングルに応じて安定したボイドレシオを維持し、ウェット路面で安定したパフォーマンスを発揮できるそうです。
「ミシュラン・ウォーター・エバーグリップ・テクノロジー」の採用もトピックスです。
タイヤ内部に向かってサイプの幅が広がるように設計されたデザインにより、摩耗後もウェット路面で高い排水性能を確保することで、高い安全性に寄与します。
また、サイプのエッジに面取り加工が施され、極端な条件下での異常摩耗を抑制することで、タイヤライフに貢献します。
安定した接地面を確保することにより、ウェット路面でも優れたグリップ性能を発揮。さらに、新しいグルーブデザインと最適なサイプアングル(角度)により、横方向のグリップ性能向上も図られています。
ほかにも、前後タイヤに「ミシュラン・2CT+テクノロジー」が採用されたことで、コーナリング時のフロントタイヤの安定性を向上しています。
コンパウンドは、新開発の100%シリカ配合コンパウンドで、トレッドセンター部に耐摩耗性に優れたコンパウンドを配置。ショルダー部には、コーナリング時の高いウェットグリップ性能を発揮するコンパウンドが配されていて、耐摩耗性と高いウェット性能の両立を可能にしているそうです。
最新技術の採用により、高いウェットグリップ性能やロングライフ性能を求めるニーズに応えています。
(塚田 勝弘)