■ルノー・日産・三菱アライアンスの「モジュラーCMF-C」採用
ルノーが開発の終盤に入っていると思われる、新型クロスオーバーSUV「オーストラル」市販型、最新プロトタイプが公式リークされました。
オーストラルは、2018年から2019年に日本市場にも導入されていた「カジャー」の後継モデルとなります。これまでフランス、スペイン、ドイツ、ルーマニアなどで、約37万2800マイル(60万km)の公道を900人のドライバーでテスト、残り87万マイル(140万km)のテストドライブは、トラックで行われるといいます。
公開されたティザーイメージは、これまで見えなかったスリムなヘッドライトや、テールライトの一部が初めて露出しているほか、グリルデザインもカモフラージュの奥でうっすらと見ることができます。
キャビン内は、大型タッチディスプレイやフルエレクトリック・インストルメントクラスターを搭載。トップエンドモデルでは縦型のディスプレイが標準装備となるほか、アンビエント照明や豪華トリムオプションが提供されると思われます。
市販型ではルノー・日産・三菱アライアンスの「モジュラーCMF-C」プラットフォームのアップデートバージョンを採用、あらゆる形態のハイブリッドパワートレインに対応するとともに、日産「キャシュカイ」と兄弟モデルとなります。全長はカジャーの4450mmから4510mmへと延長され、欧州CセグメントのクロスオーバーSUVとして誕生することが濃厚となっています。
パワートレインの最新情報ですが、1.3リットル12Vマイルドハイブリッドと、48Vマイルドハイブリッド技術を備える新開発の1.2リットル「TCe」ユニットが予想されるほか、フルエレクトリックバージョンも開発中と噂されています。また最高出力190psを発揮するキャシュカイの「e-POWER」システムが提供されるかにも注目したいですね。
オーストラルのワールドプレミアは、2022年前半にも行われる可能性がありそうです。