平成がスタート/車いすの天才ホーキング博士生まれる/三菱ランエボVIにトミ・マキネン記念モデル登場!【今日は何の日?1月8日】

■昭和が終わり平成がスタート

1989年の1月8日、前日の昭和天皇の崩御を受けて、年号が昭和から平成になりました。平成は最初の元号である大化以来、二百四十七番目の元号です。その平成もすでに終わっていまは令和。「昭和も遠くになりにけり」ですね。

さて、1月8日に生まれたのは、芸人の蛍原徹、デザイナーの森英恵、実業家・映画監督の角川春樹、政治家の小泉純一郎、歌手のエルビス・プレスリーとデビッド・ボウイ、物理学者のスティーヴン・ホーキングなどです。本日紹介するのは、スティーヴン・ホーキングです。

●車いすの天才物理学者ホーキング博士

車いすの天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士
車いすの天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士

1942年1月8日、英国の理論物理学者であるスティーヴン・ホーキングが生まれました。ブラックホール研究の第一人者であり、車いすの天才科学者と言えば、ピンとくる人も多いのではないでしょうか。幼少の頃から並外れた能力を発揮し、17歳でオックスフォード大学へ進学。その後、ケンブリッジ大学院の研究者として、本格的な宇宙論の研究を始めますが、21歳の時に筋委縮性側索硬化症(ALS)という難病を発症。余命2年と宣告されるも、結局76歳まで難病と闘いながらブラックホールと宇宙という壮大なテーマに取り組みました。辛辣かつウィットに富んだ多くの名言も有名で、これだけ世界中の多くの人に愛された学者はいないのでは。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●WRCチャンピオンに輝いたトミ・マキネンを記念したランエボVI記念モデル登場!

2000(平成12)年1月8日、三菱からランエボVIの特別仕様車「トミ・マキネン エディション」が発売されました。フィンランド出身のトミ・マキネンが、1996年からランエボを駆って4年連続WRCドライバーズチャンピオンに輝いたことを記念したモデルです。

2000年に発売されたランエボVI「トミー・マキネン エディション」
2000年に発売されたランエボVI「トミー・マキネン エディション」
ランエボVI「トミー・マキネン エディション」のインテリア。マキネン仕様のレカロ製シートにMOMO製ステアリングホイール
ランエボVI「トミー・マキネン エディション」のインテリア。マキネン仕様のレカロ製シートにMOMO製ステアリングホイール

特別仕様の内容は、空力と冷却性能の向上を図ったフロントバンパーとエクステンション、WRCマシンと同じアルミホイール、レカロ製バケットシート、MOMO製本革巻きステアリングホイール、専用ボディカラーなど。機構面についても、チタンアルミ合金の小型ターボおよび低排圧のスポーツマフラーによってレスポンスと低中速トルクの向上を図り、足回りや操舵系にも専用チューニングを施しています。

1999年に登場したランエボVI。ランエボ最後のWRCチャンピオンズカー
1999年に登場したランエボVI。ランエボ最後のWRCチャンピオンズカー

ランエボVIは三菱がワークスとして参戦した最後のモデルであり、最後のチャンピオンズカーです。さらにマキネン エディションとなれば人気が出るのは当然。特に海外ではプレミアムモデルとして今でも人気が高く、700万以上の値がつくモデルもあるとか。ランエボファン、ラリーファンにとっては憧れのクルマですね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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