■日本仕様は、1.2Lガソリン、1.5Lディーゼル、バッテリーEVの3タイプのパワートレーンを用意
2021年1月7日(金)、新型シトロエンC4、バッテリーEVの「Ë-C4 ELECTRIC」が発表され、1月22日(土)から発売されます。
3代目となる新型シトロエンC4は、お馴染みの1.2L「PureTech」ガソリンターボ、1.5Lの「BlueHDi」ディーゼルターボ、そして、最高出力100kW(136ps)・最大トルク260Nmのモーター、50kWの大容量リチウムイオンバッテリーを積むバッテリーEVの3タイプを設定しています。
トランスミッションは内燃機関仕様が8速AT、バッテリーEVはAT。エクステリアは、クロスオーバーテイストが付加されたハッチバックスタイル。
新型シトロエンC4は、2016年のパリモーターショーでワールドプレミアされた「C XPERIENCE(Cエクスペリエンス)」にインスパイアされて仕立てられたそう。
フロントグリル中央のダブルシェブロンから続くクロームのラインが、V字型のLEDシグネチャーライト (上段:デイタイムランニングライト、下段:ヘッドライト)と伸びやかにつながり、大胆さとシャープな力強さを表現。
また、C4カクタス以来のデザインキーを受け継ぐハイボンネットや、大径ホイールと地上高がもたらす高めのアイポイントも特徴です。
同時に、クーペのようになだらかに傾斜するルーフラインがシトロエンらしい個性が演出されています。
新鮮味あふれるフォルムは、ボディ床面の空力対策とあいまって優れたエアロダイナミクスを創出。さらに、リヤランプの造形も同様にV字型の意匠が採用されています。
●シトロエンに期待される乗り心地のいい「アドバンストコンフォートシート」を装備
一方のインテリアは、モダンで先進性も抱かせる仕上がりです。
「CITROËN ADVANCED COMFORTプログラム」のコンセプトを新世代デザインと融合させ、ダッシュボードは、ワイド感が強調された水平基調になっています。
また、センター部に10インチのタッチスクリーン・インフォテイメントシステムを配置。なお、日本のカーナビはオプション設定されず、USB-Type Cケーブル接続による「Apple CarPlay」、もしくは「Android Auto」の利用が可能となっています。
操作性では、押しボタン式の空調コントロールが設けられ、操作性を向上。タッチパネルとハードスイッチの機能の切り分けにより直感的な操作が可能になっているそうです。
また、メーターは5.5インチデジタルインストルメントパネルとポップアップ式のカラーヘッドアップディスプレイを装備。
そのほか、レーンポジショニングアシスト、アクティブクルーズコントロールなどの操作はロジックが変更され、ステアリング左に集約されています。
シフトセレクターは、クロームで仕上げられたトグルスイッチが新たに採用され、指先の軽いタッチで操作が可能です。
シトロエンに期待されるシートをチェックすると、C5 AIRCROSS SUVで初導入され、C3、C3 AIRCROSS SUVと用意されている「アドバンストコンフォートシート」が全車に用意されています。
シートの生地裏に、特別なフォームを配することで、身体とシートの当たり感が改善されたシトロエン自慢のシート。生地裏のフォームのボリュームも従来の2mmから15mmへと大幅に厚みを増したことで、柔らかさを実現し、疲労につながるボディの微震動をシートが吸収します。
また、後席はクーペのような流れるルーフラインでありながらライニング形状の最適化により、頭上空間を確保。2665mmのロングホイールベースにより、クラス最長レベルの後席ニースペースを誇り、大人4人が快適に移動できるそうです。
荷室容量は容量380Lで、後席を倒せば最大で1250L(VDA方式) まで広がります。なお、注目のバッテリーEV版は内燃機関仕様と変わらないキャビンとスペースを確保。
モーターならではのデリケートなアクセル操作にも追従する特性と、モーター走行ならではのリニアな加速を実現したとしています。
さらに、これまで以上に電費効率を向上させたことで、航続距離はWLTCモードで405km、JC08モードで459kmを達成しています。
●価格
・1.2Lガソリンターボ 「NEW C4 FEEL」:290万円、 「NEW C4 SHINE」:325万円
・1.5Lディーゼルターボ 「NEW C4 SHINE BlueHDi 」:345万円
・バッテリーEV(交流同期電動機 ) 「NEW Ë-C4 ELECTRIC 」:4,650,000円
●ボディサイズ
全長4375×全幅1800×全高1530mm
(塚田 勝弘)