2022年クルマはどうなっちゃうの?そのヒントにもなる「2022年版・間違いだらけのクルマ選び」が発売!

■軽自動車から輸入車まで97台を鋭く評価!

間違いだらけのクルマ選び
島下泰久著「2022年版・間違いだらけのクルマ選び」

コロナ禍による生産遅れや半導体の不足、欧米の急速なEVシフトなど、過酷な波にさらされた自動車業界。いっぽうSUVやスポーツカーには魅力的なニューモデルが登場し、クルマの楽しさを再認識させてくれました。

そんな2021年のクルマの動向をまとめた1冊、「2022年版・間違いだらけのクルマ選び(草思社/1650円)」が発売されました。

自動車評論の大御所、故・徳大寺有恒氏を原著者として、長く発刊されてきた「間違いだらけのクルマ選び」。一度は休刊するも2011年から島下泰久さんとの共著として復活し、2014年版からは島下さんが単独で執筆してきました。徳大寺氏の持ち味だった辛口の原稿は、島下氏の筆となっても健在。その年に登場した数々の新車をバッサバッサと斬りまくっています。

2022年版は「ホンダはどうなるのか?」「スポーツカー大国ニッポン」「やっぱりVWゴルフ」という3つの特集でスタート。特に冒頭のホンダの話題は、車両開発の中枢にいる岡部宏二郎氏との対談も交えて、未来のEV化までを見据えた深い内容となっています。主要ホンダ車のイッキ批評も一読の価値あり!

そして後半は、本書の核ともなる車種別徹底批評。2021年に登場した新型車とマイナーチェンジ車をカテゴリー別に網羅して、歯に衣着せぬ評価を下しています。ホンダ N-BOXからメルセデス・ベンツ Cクラスまで、その数97台。随所に島下さん独自の深い洞察が感じられ、読者がクルマを買う際には有力な判断材料として役立つでしょう。

ちなみに本書は島下さんのYouTubeチャンネルともリンクしており、記事内のQRコードをスキャンすることで動画も楽しめる仕掛け。本を読んだ後に各車の動画をチェックすれば、クルマへの理解も深まるでしょう。変革期にあるクルマ事情を知りたいと考える人は、必読の1冊ですよ。

●「2022年版・間違いだらけのクルマ選び」概要

間違いだらけのクルマ選び
島下泰久著「2022年版・間違いだらけのクルマ選び」

判型:四六判
頁数:256ページ並製
定価:1650円(税込)
発売日:2021年12月24日
発行:草思社

【主な内容】
・第1特集:ホンダはどうなるのか?
 脱エンジン宣言、多数の車種の終了…。一連の決定は英断か? 迷走か?
・第2特集:スポーツカー大国ニッポン
 ZにWRX、GR86/BRZも。気づけば、よりどりみどり。こんな国、ほかに無い!
・第3特集:やっぱりVWゴルフ
 EVシフトの逆風のなか、登場した史上最高のゴルフ。「今こそ」の1台を徹底批評。
・「EVにすれば問題解決」は考えが甘い!
・2022年から始まるマツダの再攻勢に注目
・EV充電の面倒は、解消どころか悪化する?
・課題山積のホンダ。今こそトップの声が必要
・「脱炭素」でもスポーツカーは無くならない

(クリッカー編集部)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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