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■見るだけでも楽しめる、ラリーで活躍した名車の数々
愛知・岐阜で開催が予定されていたWRC(世界ラリー選手権)ラリー・ジャパンの中止にともない、代替イベントとして開催されたフォーラムエイト セントラルラリー(2021年11月12日~14日)。
今回はヒストリックカークラス(カテゴリー2)に出場したラリーカーを中心に写真で紹介します。
これらのマシンはかつてWRCをはじめ多くのラリーで活躍したモデルも多く、当時の雰囲気が感じられるこだわりのパーツやカラーリングも見られ、それだけでもなかなか楽しいものです。
●懐かしい国産ヒストリックカー〜最新のハイエース、ハイラックスも!
まずは日本車編。70年代に登場したトヨタ・セリカ(TA22型)や日産・バイオレット(A11改)、グループB時代のマツダ・サバンナRX-7(SA22C)など、懐かしいラリーカーが参戦しています。また、ラリー車としては変わり種のハイエースも2台エントリー。
参戦車両ではありませんが、90年代のスバル・レガシイや2000年代の三菱・ランサーエボリューションも迫力ある走りを披露していました。
ちなみにランサーエボリューションのドライバーは篠塚建次郎氏。篠塚氏は日本人で初めてWRCで勝利を飾ったドライバーです(1991年コートジボアール/三菱ギャランVR-4)。また、競技終了後のコースチェックを行うスイーパーとしてトヨタ・ハイラックスが走行しています(参戦車両名は大会プログラムから)。
●ラリーの本場、WRCで活躍した欧州の名車たち
続いて外国車編。というか欧州車編。ラリーの本場ならではの、歴史を感じるラリーカーの数々。マルティニカラーの2台のランチアや70年代に数々のWRCドライバーの活躍を支えたフォードエスコート、ミニ、プジョー。ドイツからはポルシェ、イタリアのアルファロメオなどなど華やかなラインナップでした。
WRC「フォーラム・エイト・ラリージャパン2022」は2022年11月10日~13日に開催されることがすでに決定しています。
トップチームの駆る新しいRally1規格のハイブリッドラリーカーから、往年のヒストリックラリーカーまでが愛知・岐阜に集結するまでにあと1年弱。新型コロナ感染症に翻弄され続けてきたラリージャパンですが、今度こそ!ですね。今から楽しみです。
(文・写真:高橋 学)