■V8ではなく直6にEQブーストスターターオルタネーターを組み合わせパワーアップ
アストンマーティン初のクロスオーバーSUV「DBX」の開発車両をカメラが捉えました。
ニュルで捉えたプロトタイプは、リアウィンドウに電動モデルを示すイエローステッカーが貼られており、現在開発が進められている「DBX」ハイブリッドモデルであることがわかります。
ただし、給油口が1つしかないため、プラグインハイブリッドではないと思われます。
ベースとなるDBXには、メルセデスAMGから供給された4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力542psを発揮しますが、ハイブリッドバージョンでは徹底的なパフォーマンスよりも効率に重点を置いているため、V8をハイブリッド化せずメルセデスAMG 53で採用されている3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載します。
このパワートレインは、マイルドハイブリッドシステムで、直6にEQブーストスターターオルタネーターを組み合わせ、21ps分の出力が加算されます。メルセデスAMG GLE 53では、最高出力429hpと最大トルク521Nmを発揮しますが、ほぼ同じパフォーマンスが期待できるはずです。
アストンマーティンは、この最初の電動化されたDBXのあとに、ランボルギーニ「ウルス」に匹敵する高性能DBXを計画しています。こちらはAMG製V型8気筒と電気モーターを搭載するプラグインハイブリッドが予想されており、市販型では700psオーバーが期待されています。