■前輪駆動が基本となるが、全輪駆動クワトロの設定にも期待
アウディの欧州Cセグメントモデル「A3スポーツバック」の歴代初となるハイライディングモデル、最新プロトタイプをカメラが捉えました。
1996年に初代が登場したA3は、2020年に第4世代が発売されたばかりです。現在は「S3スポーツバック」「S3セダン」、高性能「S3」「RS3」などが設定されています。
捉えた最新プロトタイプは、ボディ下部をカモフラージュしていますが、フロントバンパー周りとフェンダーにプラスチック製のプロテクトエレメントが確認できます。
フロントではメッシュグリルを力強いシングルバーで上下二分割しているほか、サイドスカートがワイド化されているようです。
後部は今のところ標準A3と同じですが、標準モデルではオプション扱いのルーフレールが装着されているなど、差別化が見られ、オフロードモデルであることは間違いないようです。
また以前捉えたプロトタイプには、左フェンダー上部に充電口が配置されていましたが、最新プロトタイプには見当たらず、内燃機関モデルと予想されます。
アウディのコンパクト・ハイライディングといえば、2019年7月、エントリーモデル「A1」にクロスオーバー派生モデルとなる「Citycarver」(シティーカーバー)が設定されました。
こちらはハッチバックと比較して35mm(2.0インチ)リフトアップされたサスペンションが装備されていますが、A3にも同じくこの処理が適用される可能性が高いようです。
プロダクションモデルでは前輪駆動が基本となりますが、全輪駆動クワトロの設定にも期待がかかっています。市販型車名はA1と同様に「A3シティカーバー」と予想されていましたが、「A3シティホッパー」、あるいはクワトロが設定されるなら「A3オールロード」が最有力候補となります。