■中古車の価値を高める新しい取り組み!
月々定額でクルマに乗れるトヨタのサブスク愛車サービス「KINTO」が、新しいサービスをスタートさせます。名前は「KINTO FACTORY」。これはサブスクリプション「KINTO ONE」とはまったくの別物で、すでに購入済みのトヨタ車を進化させるという画期的な取り組みなのです!
具体的に説明すると、KINTO FACTORYが提供するのは以下の3つです。
・アップグレード:乗っているクルマの基本性能を向上させる安全機能などを後付け
・リフォーム:経年劣化で傷んだ内外装のリフレッシュやアイテム交換など
・パーソナライズ:オーナーの運転する際のデータをもとに、一人ひとりの個性や好みに合わせてクルマの設定を最適化
例えば、衝突被害を低減させるプリ・クラッシュ・セーフティ・システム(PCS)は、センサーやソフトウェアの進化によって年々進化します。KINTO FACTORYを利用すると、旧いクルマのPCSをアップデートして最新システムに置き換えることが可能になります。こうすることで安全性はもちろんのこと、ユーザーの満足度や中古車としての価値も上がるわけですね。
一方、リフォームでは傷んだシートの張り替えなどが可能になるようですが、メーカー保証が付くという点が魅力。
KINTOでは2022年1月下旬、ウェブサイトに「KINTO FACTORY」を追加してこのサービスを開始するとのこと。当初は車種とサービス地域が限られますが、随時拡大されていくことでしょう。ちなみにアップデートやリフォームの費用はサブスクというわけではなく、施工時のみの支払い。クルマは当該車種であればどこで買ったものでも(KINTO利用者以外でも)対応するそうです。
希少車やスーパーカーでもない限り、クルマは登録した瞬間から価値が減っていくものと相場が決まっていましたが、KINTOの新しい取り組みは、その流れの逆を行くもの。買った後も「進化させる楽しみ」があるクルマ生活ってワクワクしますよね。サービス開始を楽しみに待ちましょう!
【「KINTO FACTORY」サービス概要】
開始時期:2022年1月下旬予定
対象:以下対象車種をすでに購入されているユーザー
対象車種(順次拡大予定):アクア、プリウス、プリウスα、アルファード、ヴェルファイア、LEXUS UX、LEXUS NX(対象の年式はサービス開始時に発表)
メニュー(サービス開始時にラインアップ予定):
●アップグレード/パーキングサポートブレーキ(静止物)[インテリジェントクリアランスソナー]の後付け/ブラインドスポットモニター及びリヤクロストラフィックアラートの後付け
パワーバックドアのキックセンサ追加など
●リフォーム/シート表皮及びクッション部分の交換/ステアリングホイールの本革への交換など(いずれもメーカー保証が付きます)
*車種によって、購入いただけるメニューは異なります
料金:サービス開始時に上記ページにてお知らせします(各メニューの購入ごとにお支払いいただきます)
施工対応店舗(順次拡大予定):「アップグレード」「リフォーム」は以下の店舗で対応
≪トヨタ車種≫
トヨタモビリティ東京(芝浦店、U-Car深川店、U-Car足立島根店)
トヨタユーゼック(カーロッツ浜松)
≪レクサス車種≫
トヨタモビリティ東京(レクサス荻窪、レクサス東京 ガレージ荻窪)
(文:角田 伸幸)
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