アウディe-tronが大幅改良。新電子制御ソフトウェアで航続距離600kmへ

■次期型は「Q8 e-tron」へ改名が予想されるため、最後のe-tronの可能性

アウディのエレクトリック・クロスオーバーSUV、「e-tron」改良型をカメラが初めて捉えました。

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アウディ e-tron 改良型 プロトタイプ

e-tronは、2015年に「e-tronクワトロ コンセプト」として初公開、同ブランド初の市販型EVとして2018年に発売されました。

今年2021年10月にはソフトウェアのアップデートを行うと発表、それにより航続は最大20km延長され、441kmとなりましたが、初の大幅改良により、さらなる改良が施されます。

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アウディ e-tron 改良型 プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、スポーティなハニカムメッシュパターンの新グリルを装着、エアインテーク形状が改良された新バンパーを備えています。

さらに、「Q4 e-tron」に似たLEDデイタイムランニングライト、側面では従来のサイドミラーに代わるバーチャルエクステリアミラーが継承されていることも確認できます。

後部では刷新されたテールライトのグラフィックスが見てとれます。

インテリアのショットはありませんが、撮影したカメラマンによると、新しいインフォテイメントスクリーンが取り付けられていたといいます。そのほか改良型では、新しいバッテリー、より効率的な電気モーター、および航続を延長する新しい電子制御ソフトウェアを装備すると噂されており、その航続は600kmになるようです。

e-tron改良型のデビューは2022年内で、最低でも2025年まで販売、その後は第2世代へバトンタッチされ「Q8 e-tron」として生まれ変わると予想されています。

クーペスタイルの「e-tronスポーツバック」が設定されるかは現段階で不明です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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