■「プリセプト」コンセプトカーの市販型、サメや飛行機からインスピレーション
ボルボが展開する高性能部門「ポールスター」は、現在開発中の新型エレクトリックモデルを「ポールスター5」にすると発表しました。
同ブランドは現在販売中のPHVクーペ、「ポールスター1」を2021年以降に生産終了予定で、ハッチバックEVセダンの「ポールスター2」へとバトンタッチされます。
また2022年には電動SUV「ポールスター3」が、ボルボ「XC90」のスポーティバージョンとして登場、2024年には「ポールスター4」が計画されています。
同年登場が予定される「ポールスター5」は、高性能エレクトリック4ドアGTで、2020年に詳細が発表されていた「プリセプト」コンセプトカーの市販型となります。
ポールスターのエクステリアデザインマネージャーであるNahum Escobedo氏は、「サメや飛行機からインスピレーションを得た」と語っており、コンセプトカーにかなり似ています。
デザインの変更は、わずかに大型化されたLEDヘッドライト、新設計されたバンパーのほか、ボンネットインテークの廃止、ルーフマウントのLiDARは削除、リヤドア、高いルーフラインです。
反面、プリセプトの巨大なパノラマルーフは残っているように見えます。またその後部にリヤウィンドウスクリーンがあるのか、パネルなのかは不明ですが、コンセプトにはガラスエリアがなく、継承される可能性もありそうです。
インテリアの画像は公開されていませんが、巨大なタッチスクリーン、フルデジタルインストルメントクラスターが搭載されると予想されます。
フラットフロアレイアウトのエレクトリック専用プラットフォームのおかげで、2人の乗客のための後部には十分なスペースが確保されますが、最終市販型で2つの個別のシートを備えるのか、実用性の高い3シートレイアウトが採用されるかは断定できません。
プリセプトでは、Android Automotive OSと12.5インチのドライバーズディスプレイ、15インチのインフォテイメントタッチスクリーンを備えるデジタルコックピットを装備していましたが、市販型で反映されるか注目されます。