■車内には大型ディスプレイを配置、「Sクラス」や「Cクラス」と似たレイアウトに
メルセデス・ベンツが販売する本格オフローダー、「Gクラス」改良型のプロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
オフローダーを意味する、「ゲレンデヴァーゲン」の頭文字を起源とするGクラスは1979年に発売、過去40年間ほぼ変わらぬエクステリアデザインをキープしながら進化し続けてきました。
2018年には実に28年ぶりのフルモデルチェンジを実行、これが「W463」型初の大幅改良となります。
豪雪のフィンランド山中で捉えたプロトタイプはボディ前後をカモフラージュ。サイドマウントエキゾーストパイプとワイドボディキットから、このプロトタイプがパフォーマンスフラッグシップ「AMG G63」であることがわかります。
改良型のフロントエンドでは、ヘッドライトのグラフィックスを採用、グリルとエアインテークを含むバンパーが新設計されるほか、後部ではバンパーがリフレッシュされると予想されます。
カメラマンによると、ダッシュボード全体がカバーされており、大幅な変更が考えられます。
おそらく、MBUXインフォテインメントの最新バージョンを備える大型ディスプレイを配置、「Sクラス」や「Cクラス」と似たレイアウトが採用される可能性が高いです。
捉えたプロトタイプには、電化を示すイエローステッカーが見当たらず、G63改良型は無電化のままであると思われます。その場合、最高出力585ps・最大トルク850Nmを発揮する4.0リットルV型8気筒エンジンを搭載、9速オートマチックトランスミッションと組み合わされるはずです。
Gクラス改良型のデビューは2022年後半、または2023年初頭と予想され、9月に発表されたGクラスのフルエレクトリック版、「EQG」と併売されると思われます。