■2本のフィンを備える立体的なコーナーエアインテークなどアグレッシブに
メルセデス・ベンツが現在開発中のミドルクラス・クロスオーバーSUV、「GLE」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
これまでで最もカモフラージュが削げたプロトタイプのフロントエンドには、シングルバーを備える見慣れたグリル、その下には完全に新設計されたエアインテーク、バンパーが初めて露出しています。
そこには2本のフィンを備える立体的なコーナーエアインテーク、拡大されたセンターの吸気口、そしてリップスポイラーなど、現行型よりかなり攻めたデザインが確認できます。
ヘッドライトは偽装が厳重でディテールは不明ですが、上部にはLEDデイタイムランニングライトが鋭く光っており、「Sクラス」新型のようなデザインが予想されます。
ボンネットフード先端にあるブランドのバッジが隠されていますが、これは以前になかった新しいカモフラージュです。
後部では、新設計のテールライトの一部が見えますが、左右をステッカーで隠していることからもストリップライトバーが初採用される可能性がありそうです。
下部には、刷新されているディフューザーや、エキゾーストパイプが装備されています。
キャビン内では、最新のMBUXインフォテインメントソフトウェアを提供するほか、トリム類の見直しがなされるでしょう。
現行型のパワートレインは、最高出力249psを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジン、最高出力367psを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジン、頂点には最高出力490psから611psを発揮する4.0リットルV型8気筒エンジン+マイルドハイブリッド「EQ Boost」がラインアップされています。
改良型でのエンジンオプションは不明ですが、いくつかのエンジンはアップグレードされる可能性があると思われます。
GLE改良型のデビューは、2022年初頭と予想されています。