■フロントマスクを予告、最高出力は650ps〜690psと予測
アストンマーティンは現在、主力2ドアクーペ「ヴァンテージ」のハイパフォーマンスモデル、「ヴァンテージ V12 RS」を開発していますが、そのティザーイメージをリリースしました。
初代ヴァンテージは1977年に登場、1989年には生産終了となりましたが、1993年に復活。1999年に再び途絶えましたが、2005年に3代目が誕生しています。
2009年には、初のV型12気筒エンジンを搭載したモデル「V12ヴァンテージRS」が発売されましたが、基本的にはメルセデスAMG製V型8気筒を搭載、ヴァンテージにとってV12は特別な存在となっています。
公開されたティザーイメージでは、新型モデルが先代V12を従えて先頭に置かれています。
暗闇に浮かんだプロトタイプは、水平スラットを備えた新設計のグリルを装備、その足元には垂直のコーナーエアインテークがうっすらと確認できるほか、その下部にはエアロダイナミクスパッケージの一部としてリップスポイラーが装着されています。
またティザーイメージでは見えないですが、これまで撮られたプロトタイプから、ボンネットフード中央にはエアインテークが配置される可能性が高いと思われます。
注目のパワートレインは、5.2リットルV型12気筒エンジンをV12スピードスターから流用し専用チューニングを実行、最高出力690ps・最大トルク753Nmを発揮すると予想されますが、最新情報では最高出力が650ps程度に抑えられる可能性もあるようです。
スピードスターでは、わずか3.4秒で0-100km/hを駆け抜け、最高速度は319km/hを計測しますが、おそらくV12ヴァンテージRSでも同レベルが期待できるでしょう。
市販型ではフルカーボンボディを採用、大幅な軽量化を実現、限定299台の販売が予想されています。
V12 RSのワールドプレミアは2022年3月と思われます。