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■ステルス戦闘機をイメージさせる新色登場
カワサキのフルカウルモデル、1000ccスーパースポーツ「ニンジャZX-10R」に2022年モデルが登場! 2021年6月のモデルチェンジでフェイスデザインなどを一新したばかりの同モデルに、新しくマットグレーの新色が追加されました。
まるで、ステルス戦闘機をイメージさせるようなカラーの採用で、よりアグレッシブさを増した新型は、2021年12月24日(金)から発売されます。
●ラムエアシステムで213.1ps発揮!
ニンジャZX-10Rは、カワサキ製スーパースポーツモデルのフラッグシップといえる排気量1000ccの大型バイクです。
市販車ベースの世界最高峰レース、SBK(スーパーバイク世界選手権)に参戦し、数々のタイトルを獲得してきたカワサキ・ワークスマシンで培ったテクノロジーを投入。卓越した動力性能と扱いやすさを両立した数々の先進装備により、サーキット走行はもちろん、ワインディングなどのストリートでも、走りを存分に楽しめるマシンです。
エンジンには、最高出力203ps/13200rpmを発揮する水冷並列4気筒を搭載。走行風を取り入れてパワーを増大させるラムエアシステムの採用で、ラムエア加圧時は213.1psまで最高出力をアップさせることが可能です。
また、最新の電子制御システムも数多く採用します。コーナリング中に過剰なスリップを抑制しながら、マシンが前進するための最大限のトラクションを引き出す「S-KTRC(スポーツ-カワサキトラクションコントロール)」は、5つの走行モードを選択可能。
IMUが解析するデータを活用し、コーナリング中のエンジンやシャーシ各部の状態をリアルタイムでモニタリング。パワーやブレーキ効力を最適な状態にコントロールする「KCMF(カワサキコーナリングマネジメントファンクション)」なども搭載。
ほかにも、多くの先進機能を備え、どんな道でも俊敏かつ安全で、心地よい走りを実現します。
●レーシングマシンを彷彿とさせるウイング
最新の2021年モデルでは、さらに、空力面のアップデートも敢行。フロントカウルと一体型のウイングレットを新採用しています。ウイングレットとは、高速走行時などに、ダウンフォースを発生させることで、車体が浮くことを抑えるエアロパーツ。
元々は、世界最高峰レース「MotoGP」に参戦するレーシングマシンなどに採用されていましたが、近年は数々の市販スーパースポーツモデルでも採用。ニンジャZX-10Rでは、フロントカウルの左右ヘッドライト橫2ヵ所に装備し、優れたエアロダイナミクス性能を確保します。
加えて、SBKワークスマシンからフィードバックされた、空冷式オイルクーラーも採用。効率的な冷却が可能となり、高いエンジンパフォーマンスに貢献します。
●よりワイルドなカラーを採用
ニンジャZX-10Rの2022年モデルでは、そういった基本性能はそのままに、新色の「タリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックディアブロブラック」を追加。
前述の通り、ステルス戦闘機を思わせる色調に、レッドとブラックの差し色がよりワイルドで、アグレッシブな印象を演出します。
なお、SBKワークスカラーを彷彿とさせるグラフィックの「ニンジャZX-10R KRTエディション」については、従来からあるライムグリーン×エボニーを継続。価格(税込)は、どちらも231万円です。
(文:平塚 直樹)