ユニセフ創立/100円硬貨が誕生/日産の3代目エクストレイル登場!【今日は何の日?12月11日】

■世界の子供への支援を行うユニセフ創立、百円札に代わり百円硬貨が発行

ユニセフロゴマーク(C)Creative Commons
ユニセフロゴマーク(C)Creative Commons

1946(昭和21)年12月11日、「ユニセフ(国連児童基金)」の前身にあたる国連国際児童緊急基金が創立されました。開発途上国や戦争地域、内戦地域などで被害を受けている国々の子供たちを支援するのが主な活動です。日本も戦後の1949年~1964年にかけては、被支援国として脱脂粉乳や医薬品などの援助をユニセフから受けていたそうです。

初めての100円硬貨(C)Creative Commons
初めての100円硬貨(C)Creative Commons

また1957(昭和32)年のこの日、日本で初めての銀貨で、当時最も高価な百円硬貨が発行されました。それまでは板垣退助の肖像が描かれた百円札でしたが、表面が鳳凰、裏面が旭日をあしらった硬貨に変更されたのです。銀貨と言っても実際は60%が銀、40%が銅という配合でした。その後、1959年に表が稲穂で裏面が「100」の数字、1967年には現行の桜のデザインの白銅に切り替わりました。ちなみに、昭和36年、昭和39年、平成13年、平成14年の百円硬貨は希少なことから、100円以上の価値があるそうです。財布の中を探してみてはどうでしょうか。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●日産の人気SUVエクストレイルがスタイルを一新、3代目が登場!

2013(平成25)年のこの日、日産SUVエクストレイル」がガソリン車のみフルモデルチェンジして3代目となりました。2000年にデビューしたエクストレイルは、オフロードと街乗りの両方で快適な走行ができるライト感覚のSUVとして大ヒット。2007年の2代目も高い人気を引き継ぎ、SUV国内販売トップの座に君臨しました。

2013年に登場した3代目エクストレイル。丸みを帯びた流麗なフォルムで都会派SUVへ変貌
2013年に登場した3代目エクストレイル。丸みを帯びた流麗なフォルムで都会派SUVへ変貌
3代目エクストレイルのシート配列。初めて7人乗りを設定
3代目エクストレイルのシート配列。初めて7人乗りを設定

3代目となったエクストレイルは、都会的な雰囲気のクロスオーバー風SUVへと変貌しました。エクステリアは、2代目までのやや角張ったフォルムから丸みを帯びた流麗なフォルムに変わり、日産がアイデンティティとする「Vモーションシェイプ」と呼ばれる逆台形のフロントグリルを採用。またプラットフォームがルノーとの共同開発で刷新されたことで、全高を除くボディサイズが拡大され、7人乗りが新たに設定されたことも注目されました。

2000年にデビューした初代エクストレイル。オフロードと街乗りの両方で快適な走行可能なSUVとして高い人気を得る
2000年にデビューした初代エクストレイル。オフロードと街乗りの両方で快適な走行可能なSUVとして高い人気を得る

パワートレインは、2.0L&2.5L直4エンジンと新型エクストロニックCVTの組み合わせ。アイドリングストップの採用などで先代のディーゼル車を凌ぐ燃費性能を実現しています。駆動方式はFFと4WDが用意され、4WDには従来の「ALL MODE 4×4-i」に加えて、アクティブライドコントロールやコーナリングスタビリティアシストなどの新機能が追加されました。さらに最新の予防安全機能「エマージェンシーブレーキパッケージ」が装備され、乗り心地とともに安全性能についても充実が図られました。

3代目エクストレイルは、乗用車ライクな街乗り重視のクロスオーバーSUV色を強め、引き続き高い人気を博しました。しかし、この市場には「RAV4」や「C-HR」、「フォレスター」など人気のライバル車が続々と登場したため、熾烈な市場競争が起こっています。新型の情報もちらほらと公開されていますね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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