■フラッグシップの下に「S E-ハイブリッド」が新設定の可能性
ポルシェは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「カイエン」改良新型を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代カイエンは2002年に発売、2010年の2代目を経て現行型は2018年に登場しており、これが初の大幅改良となります。ニュル高速テストで捉えたプロトタイプは、スリムに改良されるヘッドライトをテープで偽装、内部はグラフィックが変更されるはずです。
そのほか、ボンネットフード、エアインテークやフロントバンパーなどを新設計、後部ではLEDストリップテールライトが改良されるほか、ナンバープレートがテールゲートからリアバンパーに移動されていることも確認できます。
パワートレインに関しては、現行ラインアップがキャリーオーバーされると思われますが、新しいプラグインハイブリッドが予想されています。「パナメーラ」は昨年のフルモデルチェンジ時にベースの「E-ハイブリッド」とフラッグシップの「Turbo S E-ハイブリッド」の間を埋める「S E-ハイブリッド」が新設定されており、カイエンでもラインアップが強化される可能性がありそうです。
ニュルで目撃したプロトタイプが、新PHEVかどうかは不明ですが、大型ボディを感じさせない加速やコーナーリングが見られたといいます。
キャビン内では、センターコンソールは新設計され、シフトまわりは最新992世代の「911」にみられるものと同様のデザインになります。また現在のアナログタコメーターからフルデジタルインストルメントクラスタに刷新。その横には、より大型の新タッチスクリーン、アップデートされた通気孔などが配置されるなど、エクステリア以上の大刷新が見られそうです。
カイエン改良新型のワールドプレミアは、最速で年内ですが、2022年初頭が有力です。