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■1位はハリアー、ベスト5をトヨタ独占
あと1ヵ月足らずでクリスマス。街にはクリスマスツリーが飾られる季節になりました。最近は、コロナ禍の影響もだいぶ落ち着いていますが、やはり「密」を避けてクリスマスを楽しむのなら、クルマのドライブなどは最適です。
そんな中、定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルでは、全国の20代〜30代の男女2131名を対象に、「クリスマスのドライブデートで乗りたいクルマ」などについて調査を実施。
その結果、最も人気があったのはトヨタの「ハリアー」、しかもベスト5をトヨタ車が独占したことも分かりました。
●第1位:トヨタ:ハリアー(13.4%)
今回の調査は、2021年11月5日〜11月7日の期間、インターネットのアンケート形式で行われたものです。
結果を早速紹介すると、まず、クリスマスデートで乗りたいクルマの第1位に輝いたのは、トヨタの「ハリアー」で全体の13.4%を占めました。
ハリアーは、初代モデルが1997年に登場した、トヨタを代表する高級大型クロスオーバーSUVです。2020年に登場した現行モデルでは、外観に、シンプルながらもエレガントさとたくましさを融合した流麗なクーペフォルムを採用。
特に、フロントアッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性により、精悍かつシャープな印象を際立たせたフロントビューが特徴的です。
エンジンには、2.0Lガソリンと2.5Lハイブリッドを用意、いずれも2WD(FF)と4WDを設定します。
また、乗り込んだ瞬間に分かる、安心感に包まれる上質な室内空間も魅力。厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし触り心地にもこだわったレザー調素材や、「曲木(まげき)」に着想したウッド調加飾、パイピング加飾を随所に配するなどで、さりげない高級感を演出します。
さらに、トヨタ車初の「調光パノラマルーフ」も、上級グレードのZにオプション設定。
天気がいい日のドライブであれば、電動シェードを開くことで、天井からさわやかな太陽の光を室内に取り入れることが可能です。また、きれいな夜空を眺めながらロマンチックなクリスマスドライブも楽しめます。
なお、価格(税込)は、393万円〜504万円です。
●第2位:トヨタ・アルファード(10.7%)
第2位は、大型ミニバン「アルファード」です。こちらも、内外装の高級感が魅力のモデル。2015年に登場した現行モデルでは、ロアグリルと一体化し、縦に厚みを持たせたメッキ加飾の大型フロントグリルなどで、豪華さとエモーショナルさなどを追求した外観となりました。
また、リヤの足まわりに新開発ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用するなどで、上質な乗り心地と優れた操縦安定性も実現します。
パワートレインには、2WD車に2.5L・4気筒と3.5L・6気筒のいずれもガソリンエンジン、4WD車には2.5L・4気筒ガソリンと2.5Lハイブリッドを用意。特に、3.5L車では、大排気量車ならではの余裕ある走りが楽しめます。
また、室内は、高さ1400mmを確保した余裕の空間に、大人7〜8名がゆったりと座れる3列シートを採用。特に、最上級グレードのエグゼクティブラウンジには、上質な肌触りのプレミアムナッパ本革シートを装備。
前後140mmの伸縮調整が電動でできるパワーオットマン、木目調の格納式テーブルなども採用することで、まるで高級ホテルのラウンジにいるような雰囲気が味わえ、クリスマスの夜をグッと盛り上げてくれます。
価格(税込)は、394万1000円〜775万2000円です。
●第3位:トヨタ・プリウス(8.8%)
第3位に輝いたのは、トヨタの5ドアハッチモデル「プリウス」。1997年の初代モデル以来、エンジンとモーターの両方を使って走るハイブリッドカーの代名詞ともいえる人気を誇るクルマです。
現行モデルは2015年に登場、2018年のマイナーチェンジで現在のスタイルになっています。このモデルの魅力は、なんといっても燃費の良さと走りの両立でしょう。1.8Lガソリンとモーターを組み合わせたパワートレインを採用、WLTCモード値で27.2〜30.8km/Lという優れた燃費性能を誇ります。
また、車体は、独自のTNGAプラットフォームによる低重心化や、ボディねじり剛性を約60%向上させた高剛性ボディ、ダブルウィッシュボーンリヤサスペンションの採用などにより、走る楽しさや快適性を高い次元で実現。ロングドライブでも疲れにくく、特別なクリスマスのドライブをより満喫できる乗り味が魅力です。
なお、価格(税込)は、259万7000円〜341万4000円。2WD(FF)と4WDがあります。
●第4位:トヨタ・RAV4(7.6%)
第4位は、これもトヨタのクロスオーバーSUV「RAV4(ラブフォー)」。1位のハリアーがクーペ的で流麗なフォルムを特徴とするのに対し、こちらはアウトドア感溢れるワイルドなスタイルが魅力のモデルです。
2019年に発売された現行モデルは、アクティブさと都会にも合う洗練されたイメージを両立した外観デザインが特徴。造形テーマに、幾何学形状の八角形(オクタゴン)2つを、90度ずらしてはめ合わせた「クロスオクタゴン」を採用。
また、外観の随所に多角形を織り込むなどで、タフさと安定感のあるフォルムを実現します。
なかでも、オフロードイメージを象徴するグレード「Adventure(アドベンチャー)」では、力強い押し出し感を表現する専用フロントグリルとフロントスキッドプレート、ボディのリフトアップ感を強める専用フロントバンパーやフロントフォグランプベゼルなどを装備。
専用デザインの19インチアルミホイール、大型化したホイールアーチモールによって足まわりの力強さを強調するなど、オフロードイメージをより強化した仕様です。
パワートレインには、2.0Lガソリンと2.5Lハイブリッドを用意。2WD(FF)と4WDを設定します。
特に、4WDでは、世界初の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用。走行状況に応じて、前後トルク配分に加え、後輪トルクを左右独立で制御する「トルクベクタリング機構」により、ドライバーの狙い通りのラインを安定した車両姿勢で駆け抜ける高い旋回性能を発揮します。
また、ガソリン4WD車には、オフロード走行時に路面状況に応じた走行支援を3つのモード(MUD&SAND/NORMAL/ROCK&DIRT)から選択できる「マルチテレインセレクト」も装備。オフロードや滑りやすい路面での高い走破性に貢献します。
ほかにも、RAV4は、積載能力が高いことも魅力です。リヤシート使用状態でも、クラストップレベルのラゲッジ容量580Lを確保。さらに、6:4分割可倒式リヤシートや、ラゲッジ床面の高さを2段階に調節できる2段デッキボードも採用し、荷物の形や大きさに応じた使い方ができるラゲッジスペースを実現しています。
クリスマスデートに、キャンプやアウトドアスポーツを楽しみたいというアクティブ派には、もってこいのクルマですね。
価格(税込)は、274万3000円〜402万9000円です。
●第5位:トヨタ・ヤリス(4.8%)
第5位に入ったのは、コンパクトカーの「ヤリス」。従来「ヴィッツ」の名称で販売されていたモデルですが、2020年のフルモデルチェンジ時に世界共通のモデル名に変更され、またたく間に大ヒットとなったトヨタの超売れ筋モデルです。
ヤリスの特徴は、コンパクトカーならではの軽快なハンドリングと、上質な乗り心地を合わせ持つこと。パワートレインには、1.0Lガソリンと1.5Lハイブリッドを用意。2WD(FF)と4WDを設定します。これらに、軽量かつ高剛性、低重心のコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を使った車体が絶妙にマッチし、力強くシームレスな走りを実現します。
また、ハイブリッドの2WD車では、WLTCモード36.0km/Lの低燃費も両立。クラス世界トップレベルの優れた燃費性能も魅力です。
さらに、ヤリスは高い先進安全機能も注目点。特に、「トヨタチームメイト・アドバンスドパーク(パノラミックビューモニター機能付き)」は、かなり高度な駐車支援システムです。
駐車したいスペース橫に停車後、駐車位置をナビモニターで指定すると、白線など区画線がある場所ならハンドルやアクセル、ブレーキの操作をクルマが制御して、ほぼ自動で駐車を完了させることが可能。また、区画線がない場所でも、クルマのメモリー機能に場所を登録さえすれば、次回からは同様の「ほぼ自動駐車」ができるという超便利機能です。
ほかにも、前方の車両や昼夜の歩行者、昼間の自転車などを検知し、低速時にアクセルペダルが必要以上に踏み込まれた場合に働く衝突被害軽減ブレーキ機能「プリクラッシュセーフティ」なども装備。小さな車体に、トヨタが誇る安全装備が満載です。
クリスマスデートのドライブを、出発から帰宅の駐車時まで、全て安全にこなせるという意味では、最適なクルマといえるでしょう。
なお、価格(税込)は、139万5000円〜252万2000円です。
●クリスマスのドライブデートで聞きたい曲は?
ちなみに、今回の調査では、「クリスマスにドライブデートで聴きたい曲」についても聞いており、455名から有効回答を得ています。その結果は以下の通りです。
・第1位:「クリスマスソング/back number」 13.4%
・第2位:「クリスマスイブ/山下達郎」 13.0%
・第3位:「ラストクリスマス/ワム」 11.6%
・第4位:「恋人たちのクリスマス/マライア・キャリー」 9.0%
・第5位:「恋人がサンタクロース/松任谷由実」 5.9%
ちなみに、この結果を年代別にみると、20代女性ではback numberの「クリスマスソング」(21.8%)、30代女性では「恋人たちのクリスマス/マライア・キャリー」(16.4%)がそれぞれトップだったそうです。
また、男性では、20代・30代ともに「クリスマスイブ/山下達郎」がトップ(20代16.4%、30代19.6%)だったといいます。
back numberの曲は、2015年リリースですから、比較的最近の曲ですが、ほかの曲は、数十年前からクリスマスの定番ソングといえますね。
ちなみに、50代半ばの筆者も、もし選ぶなら山下達郎さんのクリスマスイブです。1983年発売のアルバム「MELODIES(メロディーズ)」に収録されたこの曲は、1980年代後半に、JR東海のCM「クリスマス・エキスプレス」シリーズに使われて大ヒット。このCMシリーズには、多くのバージョンや出演者が存在しますが、特に筆者は若かりし頃の牧瀬里穂さん(当時17歳)の初々しい表情に釘付けでした♪
ともあれ、2021年のクリスマスがコロナ禍などに邪魔されず、楽しく過ごせるといいですね。ちょっと早いですが、メリークリスマス!
(文:平塚 直樹)