■市販モデルでは専用デザインのホイールとタイヤのパッケージなど装備
フォードは、コンパクトSUV「プーマ」のパフォーマンスモデルとなる「プーマST」を約1年前に設定しましたが、今度は電動化されるハイブリッドバージョンが登場することが濃厚となりました。
プーマは1997年から2001年まで販売されていたFFハッチバックで、コンパクトながら流麗なルーフラインが印象的だったモデルです。
それから18年後の2019年にコンパクトクロスオーバーSUVとして復活を果たしました。
ニュルで捉えたプロトタイプは一見通常のSTにみえますが、リアウィンドウに電動モデルを示すイエローステッカーが貼られています。
現段階ではそのくらいしか違いはありませんが、市販型では専用デザインのホイールとタイヤのパッケージ、いくつかのデザイン調整が行われるでしょう。
現行型STのパワートレインは、最高出力200ps・最大トルク320Nmを発揮する1.5リットル直列3気筒ターボ「エコブースト」エンジンを搭載、0-100km/h加速6.7秒・最高速度220km/hの動力パフォーマンスを持っています。
フォードは「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて「プーマ・ラリー1」プロトタイプを発表、これにはバイオ燃料で作動する1.6リットルターボチャージャーエンジンに電気モーター、3.9kwhバッテリーを搭載、100kWのパワーを追加したプラグインハイブリッドモデルです。
一方、電動化されるSTは、PHEVではなくマイルドハイブリッドになると思われますが、今後数年以内にはプラグインハイブリッドバージョンも投入されると予想されています。