■3.0リットル直列6気筒ターボチャージャー搭載、最大468psを発揮
BMWの公認チューナー「アルピナ」が現在開発中の「B4グランクーペ」市販型プロトタイプが、ニュルで初の高速テストを開始しました。
B4グランクーペは、BMW「M440ixDrive」をベースとして開発、ニュルで捉えた最新プロトタイプでは、カモフラージュされているものの、フロントスプリッターとリアスポイラーなどアルピナ専用エアロパーツを装着しているほか、後部にはクワッドエキゾーストパイプ、新設計されたバンパーが装備されています。
また足回りには青いブレーキキャリパーを備えた強化ブレーキシステムによりバックアップされた5スポークホイールが確認できます。
そして最も注目される心臓部には、「B3」と3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンを共有、ベースとなるM440ixDriveでは最高出力387ps・最大トルク500Nmを発揮しますが、B4グランクーペでは、最高出力468ps・最大トルク700Nmまで向上します。
8速オートマチックギアボックスを調整し、より早いシフトを実現。0-100km/h加速では3.8秒で駆け抜け、最高速度は250km/hのパフォーマンスを発揮します。また、「D4」のバッジをつけてディーゼルバージョンも後に続くはずです。
市販型では、快適性に焦点を合わせたサスペンションチューンとターンイン・レスポンスを強化することを目的としたダンパーにより、操縦安定性が向上。ニュルでもコーナーリングや直線で、圧巻のドライビングが見られたといいます。
アルピナB4グランクーペは、2022年3月の導入が有力で、市場ではBMWのG26世代の四輪駆動「M440ixDrive」と「M4」の間のギャップを埋めることになるでしょう。