■4.0リットルV型8気筒エンジンと電気モーター搭載、最大800psか?
メルセデス・ベンツは現在、フラッグシップ4ドアセダン「Sクラス」の頂点に君臨するハードコア、AMG「S63」を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュルに初出現したプロトタイプは、ボディ前後にテープを貼るだけのほぼフルヌード状態です。
フロントエンドにはパナメリカーナグリルを装備、大型コーナーエアインテーク、バンパー下部には、縦スラットを備えるワイドな吸気口を備えています。左リヤフェンダーには充電ポートを配置、プラグインハイブリッドであることがわかります。
後部では、クワッドエキゾーストパイプの間に3つのフィンを備えるアグレッシブなディフューザーが確認できます。
キャビン内は、Sクラスから大部分を継承するとみられますが、ドアカードや中央アームレストの後部などがカモフラージュされていることから、専用のスポーティなデザインが与えられると思われます。
パワートレインは、4.0リットルV型8気筒エンジンと電気モーターを組み合わせ、最高出力は700psを超える可能性があり、市販型での車名は「S63e」、または「Eパフォーマンス」が予想されています。
また、最高出力831psを叩き出すAMG「GT63Eパフォーマンス」のような、さらなる強力バージョンも噂されており、こちらは最大800psとも伝えられます。
市販型では、サスペンションのセットアップを低くして剛性を高め、大径ホイールの後ろに強力なブレーキを設定します。ワールドプレミアは、今後数週間の間に行われている可能性があるかもしれません。