ランチア・ラリー、911、RX-7、セリカ…セントラルラリーを盛り上げたヒストリックカーたち【フォーラムエイト セントラルラリー2021】

11月13日〜14日にかけて愛知・岐阜の両県にまたがって開催されたフォーラムエイト・セントラルラリーには、2種類のクラシックカークラスが設けられていました。ひとつはJAFの国内競技車両規則などに沿ったC-1クラス、もうひとつはアルペンクラッシックカーラリーの規定に沿ったC-2クラスです。これらのクラシッククラスのなかには、先日も紹介したとおりランチア・ラリー037やフォード・エスコートなど、往年の名車もズラリ。セレモニアルスタートやサービス、最終日に恵那市で行なわれたリエゾンイベントでも大きな注目を集めていましたよ!

■C-1クラスはルーテシア、C-2クラスはサバンナRX-7 が優勝!

セントラルラリー2021
岩村本通り枡形周辺の古い街並みを抜けていく桝井和寛選手/フラビアン・ビダル選手のルノー・ルーテシア。多くのギャラリーが集まり声援を送りました
セントラルラリー2021
C-1クラスの表彰式。左から2位の氣谷忍選手/氣谷寛子選手、1位のフラビアン・ビダル選手/桝井和寛選手、3位の止境一夫選手/山口雄資選手

C-1クラスは、初日の大半を桝井和寛選手/フラビアン・ビダル選手(ルノールーテシア)がリードしてきましたが、最後のSS6で氣谷忍選手/氣谷寛子選手(ローバー・ミニクーパー)が逆転しトップに躍り出ました。最終日になると桝井選手がスパート。SS8から3連続ベストタイムをマークして、一気に首位を奪還します。最終SSとなったSS12も制し、C-1クラスの優勝を飾りました。2位には氣谷選手、3位は山口雄資選手/止境一夫選手のプジョー106という順位になった。桝井選手は、「たいへん面白い、実りのあるラリーでした。ルーテシアもだんだん仕上がってきて、タイヤもばっちりでした」と振り返りました。

セントラルラリー2021
C-1クラスの表彰式。左から2位の氣谷忍選手/氣谷寛子選手、1位のフラビアン・ビダル選手/桝井和寛選手、3位の止境一夫選手/山口雄資選手

C-2クラスは、序盤からポルシェ911の清竜也選手/多比羅二三男選手が快走を見せたものの、SS4を走り切った後にメカニカルトラブルによってリタイアを余儀なくされました。代わってトップに立ったのは、マツダ・サバンナRX-7の国江仙嗣選手/萌抜浩史選手。国江選手はいくつかのSSでライバルの先行を許したものの、総合順位ではクラス首位を守り続け、終盤のSS11、SS12をベストタイムで締めくくり、C-2クラス優勝を飾りました。2位には斎藤糧三選手/早川和樹選手のポルシェ930、3位に河合寿也選手/明治慎太郎選手のトヨタセリカという順位に。優勝した国江選手は「チャンピオンの間に入れて光栄に思っています。多くの皆さんのご協力で、さらにこの素晴らしい天気のもと走れたことを本当に幸せに思っています。ありがとうございました」と、笑顔を見せました。

(クリッカー編集部)

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