■最高出力は500馬力か? ニュルブルクリンクではケイマンを圧倒する記録
ポルシェのエントリークーペ「718ケイマン」に設定されるハードコアモデル、「718ケイマンGT4 RS」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ドイツ語で「レーシングスポーツ」を意味する「Renn Sport」から名付けられたケイマン GT4 RSは、先日ニュルブルクリンク北コースにて、20.832kmのコースを7分09秒300で駆け抜けたほか、以前の計測で用いられていた1周20.6kmを718ケイマンGT4より23.6秒速い7分04秒511を叩き出し、ケイマン史上最速モデルとなりました。
これまでいくつかのプロトタイプが公式リリースされていますが、フロントフェンダー上部やバンパーにカモフラージュがなされており、完全フルヌードはこれが初公開です。
ボディには、ベースモデルより際立つフロントスプリッターを装備、サイドフィンが大型化されています。
フロントフェンダーのエアアウトレットが初めて露出し、ボンネットフードには2つのNACAスタイルエアインテークも確認できます。さらに足まわりにはオプションのミシュランパイロットスポーツカップ2Rタイヤを備えたセンターロックホイールを装着、「RS」のロゴが透けています。
また側面リヤクォーターウィンドウの冷却エアインテークサイドエアインテークなど、最終デザインのコンポーネントも見てとれます。
後部では、かなり大型のスワンネックウィングを装着、翼のサイドパネルにはテープが貼られていますが、うっすらと「GT4 RS」のロゴが浮かんでいます。またデュアルエキゾーストパイプを統合するリヤディフューザーも確認できます。
パワートレインは4.0リットル水平対向6気筒をミッドマウントに搭載。最高出力はケイマンGT4の最高出力420psを超え500psを発揮すると噂され、911 GT3の510psに肉薄。パワーはPDKギアボックスを介して後輪に送られ、よりアグレッシブなシャーシとサスペンションのセットアップと組み合わされます。
ケイマンGT4 RSのワールドプレミアは、11月17日に開催予定の「オートモビリティLA 2021」が濃厚です。