■「DBS スーパーレッジェーラ」から5.2リットルV型12気筒ツインターボエンジンを流用
アストンマーティンは現在、クロスオーバーSUV「DBX」ファミリーの拡大を計画していますが、その高性能モデルとなる『DBX S』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュル高速テストに初めて出現したプロトタイプは、ボディを「DBX」という無数の文字でラッピング。フロントバンパーには大きな開口部がフォグランプエリアを囲むように伸びており、ボンネットの下に多くの冷却を必要とする大型エンジンがあることを示唆しています。
また足まわりには巨大ブレーキ、後部にはクワッドエキゾーストパイプがインストールされ、このプロトタイプが高性能バリアントであることは間違いありません。
ベースとなるDBXのパワートレインは、メルセデスAMG製の4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力550ps・最大トルク700Nmを発揮します。
「S」がV8に固執する場合、メルセデスAMG「GLE 63S」とエンジンを共有、最高出力は最高出力611ps・最大トルク850Nmを発揮すると予想されます。
しかし最新の噂によると、「DBS スーパーレッジェーラ」から5.2リットルV型12気筒ツインターボエンジンを流用、最高出力725ps・最大トルク900Nmも見えてきます。当初このエンジンは「S」の上に位置する最強モデルに搭載されると予想されていましたが、「S」に採用される可能性もあるということです。
DBXは2020年に売り上げを200%増加させており、ハイブリッド、パフォーマンスモデル、クーペ、PHEVなど6つの派生モデルを投入することにより、さらなる収益に結び付ける考えです。DBX Sのワールドプレミアは2022年内と予想されています。