BMWコンパクトスポーツの頂点「M2コンペティション」新型プロトタイプ、ニュルで圧巻の走りを目撃!

■『M4クーペ』が搭載する3.0リットル直列6気筒エンジンをデチューン

BMWは現在、「2シリーズ クーペ」の頂点に君臨することになるハードコアモデル『M2コンペティション』を開発中ですが、その市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW M2 コンペティション 市販型プロトタイプ

ニュルに初めて出現したM2コンペティションのプロトタイプは、厳重なカモフラージュながら、ボディがわずかにローダウンされ、M2より大径のクワッドエキゾーストパイプを装備、足回りには20インチとみられる大径ホイールが装着されています。

またフロントバンパーの偽装ネット越しには巨大エアインテークの一部も確認できるほか、キャビン内ではカーボンバケットシートそ備えている様子も伺えます。

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BMW M2 コンペティション 市販型プロトタイプ

M2のフロントエンドには、長方形のエアインテークと水平スラット付きのボクサーフロントグリルが採用されるとみられ、2シリーズクーペと差別化されるでしょう。

カメラマンによると、ニュルでは最高の前後重量配分により、ズバ抜けたハンドリングがみられ、アンダーステアが強く見られたといいます。

パワートレインは、兄貴分の「M4クーペ」が搭載する3.0リットル直列6気筒エンジンをデチューンして流用、最高出力は430ps程度と予想されます。トランスミッションは、これまで最新世代の2シリーズクーペはすべてオートマチックのみの組み合わせとなっており「M240i」でも例外ではありません。

しかし、M2コンペティションでは3ペダルのMTが期待できるといいます。

新型M2のワールドプレミアは2022年夏前と思われ、M2コンペティションは2022年内のデビューが予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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