■『M4クーペ』が搭載する3.0リットル直列6気筒エンジンをデチューン
BMWは現在、「2シリーズ クーペ」の頂点に君臨することになるハードコアモデル『M2コンペティション』を開発中ですが、その市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュルに初めて出現したM2コンペティションのプロトタイプは、厳重なカモフラージュながら、ボディがわずかにローダウンされ、M2より大径のクワッドエキゾーストパイプを装備、足回りには20インチとみられる大径ホイールが装着されています。
またフロントバンパーの偽装ネット越しには巨大エアインテークの一部も確認できるほか、キャビン内ではカーボンバケットシートそ備えている様子も伺えます。
M2のフロントエンドには、長方形のエアインテークと水平スラット付きのボクサーフロントグリルが採用されるとみられ、2シリーズクーペと差別化されるでしょう。
カメラマンによると、ニュルでは最高の前後重量配分により、ズバ抜けたハンドリングがみられ、アンダーステアが強く見られたといいます。
パワートレインは、兄貴分の「M4クーペ」が搭載する3.0リットル直列6気筒エンジンをデチューンして流用、最高出力は430ps程度と予想されます。トランスミッションは、これまで最新世代の2シリーズクーペはすべてオートマチックのみの組み合わせとなっており「M240i」でも例外ではありません。
しかし、M2コンペティションでは3ペダルのMTが期待できるといいます。
新型M2のワールドプレミアは2022年夏前と思われ、M2コンペティションは2022年内のデビューが予想されます。