クルマのための貯金額は月々「1万円〜3万円未満」が最多!3大用途は車検代・買い換え代・税金

■クルマの諸費用のための貯金について調査

クルマの購入や維持には、とかくお金がかかるものです。たとえば、車検は必ず受けなければならない重要な検査ですが、費用としてまとまった金額が必要になるので、経済的に大変だと感じている人も多いでしょう。

ほかにも、毎年支払う自動車税種別割や任意保険料、メンテナンス代などもありますし、買い換えの場合はさらに出費がかさみます。

クルマのための貯金額は月々1万円〜3万円未満が最多
クルマの諸費用のための貯金について調査

では、多くのユーザーは、クルマの費用について貯蓄をするなど対策を行っているのでしょうか?

定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルでは、自家用車を持っている全国の男女1314名を対象に、「クルマに関する諸費用の貯金をしているか」や、「月々の貯金額」などについて調査を実施。

その結果、貯金をしている人の多くは月々「1万円〜3万円未満」が最多で、用途は「車検代」や「買い換え代」「税金」が全体の8割以上を占めることなどが分かりました。

●月5万円以上の貯金をしている人も

今回の調査は、2021年10月6日〜10月19日の期間、インターネットによるアンケート形式で行われたものです。

アンケートでは、まず「クルマに関連する貯金をしているか」どうかを質問。結果は以下の通りです。

・「貯金していない」 72.1%(948名)
・「貯金している」 27.9%(366名)

貯金していない人が多数ですが、している人も全体の3割近くはいることが分かりました。

さらに、調査では、「貯金している」と答えた366名に、「月々の貯金額」を聞いており、次のような結果になりました。

1位:「1万円〜3万円未満」 31.6%
2位:「5000円〜1万円未満」 24.8%
3位:「3000円未満」 11.3%
4位:「3000円〜4000円未満」 10.1%
5位:「4000円〜5000円未満」 9.3%
6位:「5万円〜」 8.4%
7位:「3万円〜5万円未満」 4.5%

クルマのための貯金額は月々1万円〜3万円未満が最多
月々いくらくらい貯金しているか(出展:ナイル)

全体で見ると3万円未満の金額で貯金している人がほとんどですが、中には5万円以上の貯金をしている人もいるようですね。

●車検代は月々5000円〜1万円未満が最多

次に、アンケートでは、「貯金している」366名に、「月々、何のために貯金しているか」も質問。結果は以下の通りです。

1位:「車検代」 31%
2位:「クルマ買い替え代」 27%
3位:「税金」 23%
4位:「そのほか」 19%

クルマのための貯金額は月々1万円〜3万円未満が最多
何のために貯金をしているか(出展:ナイル)

なお、「そのほか」には「カスタム費用」「維持費」などの意見があったそうです。

また、調査では、それぞれの目的について「月々いくらくらい貯金しているか」も聞いています。

その結果、車検代を貯金している人たちの貯金額は、1位「5000円〜1万円未満」(32.4%)、2位「3000円未満」(30.9%)となっています。

クルマのための貯金額は月々1万円〜3万円未満が最多
車検はかならず受けなければならない重要な検査だが、費用もかかる

クルマ買い替え代を貯金している人たちでは、1位「1万円〜3万円未満」(36.8%)、2位「5000円〜1万円未満」(26.5%)。

税金のために貯金している人たちでは、1位「3000円未満」(41.4%)、「5000円〜1万円未満」(25.0%)という結果になりました。

●やはり貯金は大変!

なお、最後に調査では、「貯金している」と回答した366名に、「毎月の貯金は大変か」どうかも質問。333人から有効回答があり、

・「大変」 75.4%(251人)
・「大変ではない」 24.6%(82人)

と、多くの人が大変だと感じていることが分かりました。

クルマのための貯金額は月々1万円〜3万円未満が最多
クルマの税金も負担に感じする要素のひとつのようだ

以上のように、今回の調査では、クルマの費用のために貯金している人は全体の3割近くでしたが、そういった人たちの81%が「車検代」「車買い替え代」「税金」のためということが分かりました。

やはり、これらは、大変だと感じていても貯金をする必要性があるほど、クルマの費用として負担に感じる3大要素だといえそうです。

(文:平塚 直樹 *写真は全てイメージです)

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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