クロスシリーズ第3弾!トヨタ「アイゴ クロス」発表。2022年に欧州から導入開始

■Aセグメントの新型コンパクトクロスオーバー

新型トヨタ「アイゴ クロス」のエクステリア

トヨタ自動車の欧州法人が11月5日(現地時間)、ヤリス クロスの弟分にあたるコンパクトSUV「Aygo X(アイゴ クロス)」を公開しました。

ヤリス クロスカローラ クロスに続く、事実上シリーズ第3弾となるモデルで、新型ではヤリス/ヤリス クロスと同様、TNGA(Toyota New Global Architecture)「GA-B」プラットフォームが採用されています。

同社が今年3月に発表したコンセプトモデル「アイゴ X プロローグ」がベースになっており、10月には個性的なテールランプの一部や、“AYGO X”のエンブレム ロゴを含むティザー画像が公開されました。

新型はトヨタモーターヨーロッパが計画からデザイン、開発、設計、製造に至るまで一貫して担当した初のモデルで、欧州の都市部や郊外などにおけるユーザーの使用環境を念入りに調査して開発したそうです。

ちなみに、コンパクトカー「アイゴ(AYGO)」はトヨタ・プジョー・シトロエンの共同開発により2005年に初代モデルが誕生して以来、トヨタのエントリーモデルとして2代に渡り、遊び心や楽しさなどを打ち出したモデルとして欧州のユーザーに支持されてきました。

●コンセプトモデルとの外観差は?

新型トヨタ「アイゴ クロス」の18インチアロイホイール

前後フェンダーを大きく張り出した、ヤリスにも通じるボリューミーな造形がエクステリアの特徴で、ボディ後部を塗り分けた個性的なカラーリングや、18インチの大径ホイールが目を惹きます。

トヨタ「アイゴ クロス」のコンセプトモデル

コンパクトながらもクロスオーバータイプのエクステリア・デザインを採用しており、「Cardamom(カルダモン)」「Chilli(チリ)」「Ginger(ジンジャー)」「Juniper(ジュニパー)」などのカラーバリエーションを設定。

コンセプトモデルに対して前後ランプ類やバンパーなどが現実的な意匠に改められているものの、ボディの面構成やグラフィックに大きな違いは無く、コンセプトが忠実に市販モデルに反映されています。

●インテリアの特徴

新型トヨタ「アイゴ クロス」のインテリア

空力に配慮したパゴダルーフの採用により、コンパクトながらも広々としたキャビンを実現しており、インテリアには9インチの大型タッチスクリーン・ディスプレイを装備。

ラゲッジ容量は231Lを確保しており、オプションでAセグメントクロスオーバー初の格納式キャンバストップ仕様も用意されています。

新型トヨタ「アイゴ クロス」のインテリア

遮音材の広範な使用と最適化により車内の騒音レベルを低減。JBLとの協業により、アイゴ クロスの特性に合わせたプレミアム・オーディオシステムが用意されており、300Wの大出力アンプや、トランク内に配置した200mmの大型サブウーファー、4スピーカーにより、パワフルな低音、ダイナミックなスピーカーレスポンス、クリアでワイドなサウンドステージを実現しています。

●コロナ禍で新たな開発手法を導入

トヨタ「アイゴ クロス」のコンセプトモデル

同社によると、コロナ禍の環境下、専任チームがリモートワークも併用しながらハンドスケッチからデジタルスケッチ、モデリング、バーチャルリアリティによるシミュレーションを経てクレイモデルを製作したそうで、Aセグメントにおいて、どのようにスパイスを効かせることができるかを探りながら、大胆にデザイン作業を進めたと言います。

ED2(トヨタ・ヨーロピアン・デザインアンドデベロップメント)社長のイアン・カルタビアーノ氏は、「ED2チームがアイゴ X プロローグを生み出したことを誇りに思うとともに、同車がこのセグメントに革命をもたらすのを楽しみにしています」とコメントしています。

●新型「アイゴ クロス」を2022年に発売予定

新型トヨタ「アイゴ クロス」のサイドビュー

ボディサイズは全長3,700mm、全幅1,740mm、全高1,510mmとコンパクトながら、ホイールベースは2,430mmを確保しており、最小回転半径はヤリス クロスの5.3mに対して4.7mとなっています。

パワートレーンは1.0Lの直3ガソリンエンジン(1KR-FE)と5MT/CVTの組合せで72hp/93Nmを発生。WLTC燃費は21.0km/L。

新型トヨタ「アイゴ クロス」のリヤビュー

安全面ではAセグメントモデル初となる最新のToyota Safety Senseを全仕向けに標準装備。単眼カメラセンサーとミリ波レーダーを組み合わせており、昼・夜間の歩行者検出や昼間の自転車検出、衝突軽減サポート、インテリジェント・アダプティブ・クルーズコントロール、レーントレースアシスト、緊急時のステアリングアシストなどを装備しています。

新型トヨタ「アイゴ クロス」のエクステリア

新型「アイゴ クロス」は、現行アイゴの生産工場であるチェコのコリーン工場で生産予定で、2022年に欧州市場を皮切りに導入を計画しているそうです。

トヨタは新型においてもリーズナブルな車両価格を維持する旨をアナウンスしており、ヤリス クロスよりも手頃な車両価格が予想されるだけに、今後の国内導入の可能性についても大いに期待されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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