■ダッシュボードには、ソフトタッチの素材とカーボンファイバーのインサート
ヒュンダイが展開するプレミアムブランド「ジェネシス」が開発中のフラッグシップ4ドアセダン、「G90」次期型の最新プロトタイプを捉えるとともに、その内部をカメラが初めて撮影に成功しました。
初代G90は、2018年まで「EQ900」の車名で販売されていましたが、2018年に登場した現行モデルからG90の名称が与えられています。
ライバルはレクサス「LS」、メルセデス・ベンツ「Sクラス」、そしてBMW「7シリーズ」など世界のフラッグシップセダンとなっており、次世代型での進化に世界が注目しています。
室内ダッシュボードには、ソフトタッチの素材とカーボンファイバーのインサートがあり、フィット感と仕上がりが素晴らしいものとなっています。
大型のデジタルインストルメントククラスターは、ワイドなインフォテインメントスクリーンと組み合わされ、センターコンソールの小さなディスプレイはHVAシステムで、右側には温度を調整するためのロッカースイッチがあります。左にもあるはずですが、タブレットで確認できません。
そのほか、ボタンが統合された2スポークのステアリングホイールが確認できます。デジタルクラスターは車両のセンサーが何らかの検出したときにその内容を示すことが可能で、現在プロトタイプが山の地平線に向かって走っているところを示しています。
エクステリアはカモフラージュが厳重ですが、大きなクレストグリルとジェネシスモデルの象徴ともいえるクワッドランプヘッドライトを備えていることがわかります。全体的にはエグゼクティブサルーンらしいプロポーションを保ち、非常に滑らかなシルエットと言えるでしょう。
パワートレインは、クロスオーバーSUV「GV80」が搭載する3.5リットルV型6気筒ツインターボチャージャーエンジンを流用、GV80では最高出力375ps・最大トルク530Nmを発揮します。
またメルセデス・ベンツ「EQS」やBMW「i7」に匹敵するフルエレクトリックバージョンも開発中と噂されています。
市販型では最近にわかにブームの4輪ステアリングシステムが装備されると思われるほか、起亜グループの究極のフラッグシップとして最新の自動運転技術が惜しみなく投入されそうです。