■駆動方式は後輪駆動と全輪駆動を用意、バッテリーはEQEセダンと共有か
メルセデス・ベンツは2021年9月、ミッドサイズセダン「Eクラス」のエレクトリックバージョンとなる「EQE」を発表しましたが、そのクロスオーバーSUV版となる『EQE SUV』(仮称)最新のプロトタイプをカメラが捉えました。
2021年、メルセデス・ベンツは「EQA」「EQB」「EQE」「EQS」「EQS マイバッハ」などを矢継ぎ早に発表、EVモデルが加速した年になっていますが、2022年もエレクトリックモデルに大きくシフトされるはずです。
EQE SUV開発車両は今冬にもキャッチしていましたが、最新プロトタイプではプロダクションボディを初めてまとい、生産型ヘッドライト、テールライトなども装備されています。
フロントエンドでは、他のEQラインアップ同様にヘッドライトと視覚的に接続されている、巨大で完全に閉鎖されたグリルが確認できます。またサイドからは波型のキャラクターライン、珍しいデザインのエアロホイールのセット、ポップアップドアハンドル、ドアにサイドミラーを付けるなど、エアロダイナミックスを向上されている様子が伺えます。
駆動方式は後輪駆動と全輪駆動を用意。バッテリーはEQEセダンと共有する可能性がありそうで、90.6kWhまたは107.8kWhのバッテリーを搭載しますが、EQE SUVでは最高出力300ps・最大トルク550Nmが予想され、リアマウントのeモーターを備えます。
4MATIC搭載モデルの技術仕様は公開されていませんが、フロントアクスルにも同モーターを追加することでよりパワフルな走行が実現するでしょう。
EQE SUVのワールドプレミアは、2022年内とみられ、兄貴分「EQS SUV」、ガソリン燃料の「GLE」「GLEクーペ」「GLS」らと一緒に米タスカルーサ工場で生産される予定です。