■GT、モデナ、トロフェオの3つのトリムをギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテに用意
2021年11月2日、マセラティは、日本における2022年モデルを発表しました。
SUVのレヴァンテにハイブリッド仕様が追加され、12月から日本に上陸するほか、ギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテの3モデルに、「GT」「モデナ」「トロフェオ」の新しい3つのトリムを導入。さらに、エンブレムロゴが刷新されます。
2020年に発表されたブランド初となるハイブリッドモデル、ギブリ・ハイブリッドに続き、ブランド初のハイブリッドSUV「レヴァンテ・ハイブリッド」が導入されます。
レヴァンテ・ハイブリッドは、2.0Lの直列4気筒エンジンと48Vハイブリッドシステムが組み合わされ、減速と制動時にエネルギーを回収。従来の6気筒エンジン搭載車(ディーゼル車、ガソリン車)と比較して、車重が軽く、バッテリーをリヤに配置されたことで、車両の前後重量バランスを最適化。最高出力は330psで、最大トルク450Nmをわずか2250rpmで発揮し、最高速度240km/h以上、0-100km/h加速6秒という動力性能を有しています(欧州仕様車参考値)。
また、2022年モデルの投入に合わせて、ギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテの各モデルに、3つのトリムが採用されます。新しいトリムは、「GT」「モデナ」「トロフェオ」。
「GT」は、マセラティの個性、魅力、エレガンスを際立たせ、都会的でミニマルなアーバンライフスタイルが表現されています。ギブリGT、レヴァンテGTは、330PSの4気筒のマイルドハイブリッドを搭載。また、クアトロポルテGTには、350PSのV6エンジンが搭載されています。エクステリアには、クロームのインサートが施され、ホイールのリムには合金を採用。
ギブリとクアトロポルテには、19インチ、レヴァンテには20インチが用意されています。インテリアは、ギブリ GTには「ダークミラートリム」、クアトロポルテGTには「ラジカルトリム」、レヴァンテ GTには「ブラックピアノトリム」が配された「レザーコンフォートシート」になります。
「モデナ」は、スポーティなニーズに応える仕様。ギブリとレヴァンテには、350PSのV6エンジンが搭載された「モデナ」、430PSの「モデナS」が設定されています。「クアトロポルテ・モデナ」には、430PSのV6エンジンが搭載され、「モデナS」には、ブラックピアノのインサートが施されたスポーツバンパーや20インチのアルミホイールリムにより運動性能を向上。
インテリアは、レヴァンテとクアトロポルテにブラックピアノトリム、ギブリにはダークミラートリムのインテリアが用意されています。スポーティな「ラップアラウンドレザーシート」も特徴です。さらに、「モデナS」には、「ネリッシモ・パック」と「レッドブレーキキャリパー」が装備されています。
「トロフェオ」は、快適性を犠牲にすることなく、ハイパフォーマンスを実現したという最上級グレード。580PSの強力なV8ツインターボエンジンをはじめ、カーボンファイバー製のトリム、21インチのアルミホイールリム、レッドのブレーキキャリパーがエクステリアを彩っています。インテリアは、フルグレインの「Pieno Fiore」天然皮革が採用されたスポーツシートを備えた豪華仕様になっています。
また、先述したように、2022年モデルからエンブレムのロゴを刷新。2021年モデルまでは、フロントボンネットフードに赤・青・緑・白の4色のロゴが使われていましたが、2022年モデルから白と「マセラティブルー」の2色になり、よりスタイリッシュになっています。Cピラーのロゴも旧ロゴから新しいトライデントロゴに変わり、リヤのレタリングも更新されています。
価格帯は、レヴァンテが1134万〜2128万円。ギブリは1021万〜1840万円。クアトロポルテは、1357万〜2350万円です。
(塚田勝弘)