■キャビン内には新たなディスプレイレイアウトを取得する可能性も
メルセデス・ベンツは現在、エントリーモデル「Aクラス」ファミリーの改良型を開発中ですが、「セダン」プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
初代Aクラスは、欧州Bセグメントのハッチバックとして1997年に誕生。第3世代からはCセグメントに格上げされ、2018年から販売されている第4世代では初めて派生モデル「セダン」が設定、これが初の大幅改良となります。
ドイツ市街地で捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュしていますが、現行型のドットグリルからメッシュグリルに変更されていることがわかります。
これは先日捉えたハッチバックと同じもので、ハッチバックとセダンのグリルが統一化される可能性がありそうです。その内部には、スポーティなシングルバーと、いくつかの運転支援センサーを収容しているように見えるグリルエンブレムが装備されています。
そのほかエクステリアでは、LEDデイタイムランニングライトとテールライトが、同じアウトラインを維持しながら、内部グラフィックが刷新されると予想されます。またエアインテークデザイン、前後バンパーも新設計されはずです。
キャビン内では、ダッシュボードがカバーされており、アップデートされる可能性が高いです。しかし、新たなディスプレイレイアウトを取得するのか、最新バージョンのMBUXインフォテインメントシステムを備える、大型タッチスクリーンを搭載するのかは不明です。
パワートレインでの注目は、ルノー製1.3リットルエンジンから、メルセデスと吉利による共同開発ユニットである、マイルドハイブリッド+1.5リットル直列4気筒エンジンをCクラスから流用して搭載する可能性があるといいます。
Aクラス セダン改良型のデビューは2022年内と予想されます。