■ポルシェがこれまでに開発した中でも、最も鋭いクルマの1つ
ポルシェは現在エントリークーペ「718ケイマンGT4 RS」を開発していますが、11月のデビューが確定、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走行するオンボードビデオをリリースしました。
GT4 RSは718ケイマン究極のバージョンとして開発、ドライバーのヨルグ・ベルグマイスター氏が500時間以上の走行テストを行ったといいます。
同氏は「718ケイマンGT4 RSは、妥協のないドライビングマシンです。山道をゴーカートのように軽快に走り、レーストラックでは安定性とバランスが非常に優れており、ポルシェがこれまでに開発した中でも、最も鋭い車の1つです」と語っています。
公式リークされたプロトタイプは、これまでスクープした車両と同様に、より目立つスプリッターを装備、フロントバンパーには追加のスリット、ボンネットにはベント、リアクォーターウィンドウの代わりとなる冷却インテーク、新設計のディフューザー、大型リアウィングが装備されています。
ニュルに持ち込まれたプロトタイプは、プロダクションモデルのオプションとして提供されるミシュラン・パイロットスポーツ カップ2Rタイヤ、レーシングシートを装備、それ以外は重量など標準の状態だったといいます。
市販型では、自然吸気の4.0リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンを搭載、ケイマンGT4の最高出力420ps以上を発揮しますが、GT4 RSでは500psを発揮すると噂され、911 GT3の510psに肉薄します。
ニュルでは、20.6kmのコースを7分04秒511(20.832kmでは7分09秒300)で駆け抜け、718ケイマンGT4より32.6秒速く、最速のケイマンとなりました。
ケイマンGT4 RSのデビューは11月で、これが内燃エンジンを搭載する最後のケイマンとなることが濃厚です。
(APOLLO)