ベントレーのSUV・ベンテイガ、より豪華な「ブラック エディション」発売か? プロトタイプを初スクープ

■心臓部には4L・V8ツインターボを搭載、最高出力550psか?

ベントレー初のクロスオーバーSUV「ベンテイガ」は、2020年7月に改良型を発表しましたが、新たに設定されると見られるスペシャルモデルの開発車両をカメラが初めて捉えました。

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ベントレー ベンテイガ ブラックエディション 開発車両

初代となるベンテイガは2016年に発売、2018年にはV型8気筒モデルやハイブリッドモデルを設定。2019年には最高出力を635psまで高めた「ベンテイガ スピード」が発売された後、2020年にフェイスリフトが執行されています。

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ベントレー ベンテイガ ブラックエディション 開発車両

ニュルで捉えたプロトタイプはカモフラージュが一切なく、W型12気筒エンジンを搭載した「ベンテイガ スピード」をベースにしていることがわかります。ただし、ボディを若干ローダウンし、外観クローム、グリル、フェンダーベント、ウィンドウトリム、排気システムなどにブラック加工がなされています。

後部では「ベンテイガS」と同様のリアディフューザーを装備しているほか、標準の楕円形エキゾーストパイプではなく、パイプを半分に分割し4つの異なる排気口がみられるなどミステリアスなプロトタイプです。

現段階でベントレーが何をテストしているのか明らかではありませんが、大きな一つの可能性として、「ブラック エディション」が予想されます。ブラック エディションは2017年のモントレーカーウィークで北米デビューしましたが、改良型で復活を果たすことになります。

以前のブラック エディションには、フロントスプリッター、サイドスカート、リアスポイラーなど多くのカーボンファイバーコンポーネントが装備されていたほか、ドリルドアロイペダルとベントレーバッジが刺繍されたダイヤモンドキルティングレザーシートが装備されており、同スペシャルモデルが復活となれば超豪華仕様が期待できるでしょう。

前モデルのパワートレインは、6.0リットルW型12気筒エンジンを搭載し、最高出力635ps・最大トルク900Nmを発揮。このエンジンがキャリーオーバーされる可能性もありますが、プロトタイプには「ベンテイガS」と多くの類似点がみられるため、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するかもしれません。

この場合、最高出力は550ps、最大トルク770Nmが予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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