■子どもの頭部を包み込むリヤシートの「ハグシート」を採用
1993年に世界初の電動アシスト自転車「PAS」を発売したヤマハ発動機。子育て世代に便利な子ども乗せ電動アシスト自転車は、筆者も「もっと早く買っておけば良かった」と実感したギアです。
同社は、幼児2人同乗基準に適合した電動アシスト自転車「PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)」「PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)」「PAS Babby un(パス バビー アン)」「PAS Kiss mini un SP(パス キッス ミニ アン スーパー)」の2022年モデルを、2022年1月下旬から順次発売します。
同シリーズは、20型小径の子ども乗せ電動アシスト自転車です。軽量、コンパクトな車体、優れた登坂性能を発揮する「PAS un」シリーズは、「PAS」シリーズ最上位のアシスト力を備えているのが特徴です。
高回転ペダリング時でも伸びやかで快適な乗り心地、アシストフィーリングが美点。状況に応じて、全自動でアシスト力を制御する「スマートパワーアシスト」など、便利な機能を備えています。
オシャレなスタイリングが目を惹く「PAS Babby un SP」は、子どもの頭部を270度包み込むリヤチャイルドシートを搭載。2022年モデルでは、日常での使いやすさ、快適性を向上させた新型リヤチャイルドシート「ハグシート」が採用されています。
カラーは、ファッションにコーディネイトしやすいスタンダードカラー(全5色)と、こだわりのパーツ配色によって気分を高揚させるコーディネイトカラーの「PAS Babby un SP coord.」の2色が新たに設定されています。
「PAS Kiss mini un SP」は、子どもの足元まで包み込む繭型のフロントチャイルドシートなど、安心感や使いやすさ、快適性にこだわったそう。2022年モデルでは、日常生活でコーディネイトしやすい全6色のカラーラインナップが新たに設定されています。
今回の目玉である「ハグシート」のヘッドレストには、ヘルメットにも使われる衝撃吸収材が使われているほか、子どもの背面に新たに「カバー付き背面ポケット」を装備。雨具や子どものおもちゃ、靴などの収納にぴったり。底面がメッシュになっているため、簡単に手入れできます。
さらに、子どものシートベルトの肩パッドが自立する「ホッピングパッド」、簡単にシートベルトが着脱可能な「マグネットバックル」(ハグシステム)を用意。加えて、子どもが容易にまたがりやすくするため、ハンドル形状の見直しが図られた「丸型ハンドル」を新たに採用。
また、子どもの足を大きく広げずすむように、リヤキャリヤの幅も狭くなっています。なお、本体形状を広げることで、子どもが成長してもより快適に使えるようになったのも朗報。安全性の確保と共に、子どもの乗せおろしや乗降が容易にできるようになっています。
「PAS Babby un SP」の価格は16万5000円。「PAS Babby un SP coord.」は16万8300円。「PAS Babby un」は14万7400円。「PAS Kiss mini un SP」の価格は17万500円です。
(塚田 勝弘)