■量産型ヘッドライトを初装備! 2.0直4ターボチャージャーはキャリーオーバーか
メルセデス・ベンツは、エントリーモデル「Aクラス」ファミリーの改良型を2022年から順次発表していく予定ですが、高性能ブランドAMGによる「A35」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
第4世代となる現行型「W177」は2018年にデビュー、翌2019年にはAMG「A35」が設定されており、これが初のフェイスリフトとなります。ベースモデルの開発車両は今夏から公道テストを開始していますが、AMGはこれがスパイショットデビューです。
捉えたプロトタイプはフロントマスクをがっちりとガード、詳細は不明ですが、新設計されるとみられるラジエターグリル、コーナーエアインテークやバンパーを装備しているようです。
パナメリカーナグリルを装う偽装ですが、A35には採用されず、引き続き上位モデルの「A45」専用となるはずです。
また市販型コンポーネントと思われるLEDデイタイムランニングライトやヘッドライトユニットを初装着、その一部も鮮明に確認できます。
後部では、LEDテールライトの周辺のみカバー。ライトにいくつかの調整が行われるはずですが、新設計されたユニットではなく、クラスタ内部のグラフィック変更のみが予想されます。
撮影したカメラマンによると、キャビン内は布で覆われていたと言い、ダッシュボードにいくつかの改良がなされる可能性がありそうです。
これには新しい素材や、場合によってはより大きなディスプレイを備えたインフォテインメントシステム、MBUXソフトウェアのアップデートが含まれる可能性もあると思われます。
現行型パワートレインは、2.0リットル直列4気筒DOHCターボチャージャーエンジンを搭載、7速DCTと組み合され、最高出力306psを発揮しますが、改良型で性能アップされるかは不明です。
AMG A35改良型のワールドプレミアは、2022年内と予想されます。