■6.2リットルV型8気筒「LT2」エンジンとモーターで650ps
シボレーブランドの代表的アメリカンスポーツ「コルベット」に設定される電動モデル「E-Ray」開発車両を、カメラが初めて捉えました。
1954年から販売されているコルベットは、2020年に8代目にバトンタッチ。長年貫き通したFRからミッドシップに変更、日本市場にも導入されています。そのパワートレインは、6.2リットルV型8気筒「LT2」エンジンを搭載、最高出力は460psを発揮します。
また10月26日には、高性能モデル「Z06」の発表を控えていますが、ついにコルベット史上初となるハイブリッドモデルが誕生する可能性が高くなっています。
ニュル付近で捉えたプロトタイプは、「Z06」と共有される新しいワイドボディデザインを特徴としていますが、エキゾーストパイプはZ06のセンターマウントと異なり、両サイドに配置されているのが特徴です。
プロトタイプに対する一つの疑問は、ニュルでテスト走行するのに必須であるエレクトリックを示すステッカーが見当たらないこです。ただし、スパイカメラマンを欺くために、コースに入る直前までステッカーを貼っていない可能性が高いです。
初のハイブリッドモデルは、既存の6.2リットルV型8気筒「LT2」エンジンとフロントアクスルに動力を供給する電気モーターを組み合わせ、全輪駆動を実現、その最高出力は650psとも噂されており、EV航続は第際56kmと想定されます。
シボレーは2015年に「E-Ray」の商標登録を完了しており、この車名が市販型の有力候補となっています。初のハイブリッドモデルのワールドプレミアは、コルベット生誕70周年記念の2023年に予定されているほか、2025年には最高出力1,000psとも伝えられるフルエレクトリックモデルも期待されています。