■エアガイドを備えるコーナーエアインテークやブラックディフューザーを装備
フォルクスワーゲン(VW)のコンパクトクロスオーバーSUV「T-Roc」改良型プロトタイプを再びカメラが捉えました。
初代T-Rocは2017年に発売、日本市場には2020年に導入され、現在は「TDI Style」「TDI Style Design Package」「TDI Sport」「TDI R-Line」の4グレードがラインアップされています。
T-Rocはすでに次世代型の開発にも着手していますが、2027年まで現行型が発売される予定のため、ここで最初の大幅改良が執行されます。
今年2021年の夏のはじめには「T-Rock」「T-Rockカブリオレ」と「T-Roc R」開発車両をスクープしましたが、今回のプロトタイプでは、エアガイドのようなものを備えるコーナーエアインテーク、後部には大型のエアアウトレット、新設計のデュアルエキゾーストパイプ、低光沢のブラックディフューザーなどを備えており、「R-Line」モデルと思われます。
そのほか、ラジエターグリルが変更されており、デイタイムランニングライト、テールライトは今後着手されるはずです。
またリアゲートのステッカーや、各ホイールに取り付けられた追加の測定機器から、このプロトタイプがブレーキシステムのキャリブレーションを実行していることがわかります。
パワートレインは最高出力148psを発揮する1.5リットル直列4気筒ターボエンジン、最高出力188psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボなど「TSI」および「TDI」エンジンがキャリーオーバーされる見込みで、すべて7速DCTユニットと組み合わされます。
VWは現段階でT-Rocのフェイスリフトに関して詳細を明かしていませんが、2022年春には「T-Roc」、および「T-Roc R-Line」を発売、最強「R」は2022年秋以降となるでしょう。