■2025年にはハイブリッドを投入も2030年までガソリンエンジンを維持か?
ポルシェは現在、主力モデル「911」初となるハイブリッドバージョンを開発中とみられますが、その「後」となるフルエレクトリック911を大予想しました。
同ブランドでは、ICEカーが生き残るためのグリーン合成燃料とハイブリッドバリアントに投資しています。先日は「718ケイマン/ボクスター」次世代EVモデルを示唆する「ミッションR」を発表しましたが、いつの日かフルエレクトリック911にバトンタッチすることはほぼ避けられない状況です。
予想CGを提供してくれたのは、デザイナーのSandor Boldog氏です。米カリフォルニアのパサデナにある、「Art Center College of Design」を卒業したばかりの同氏のCGは、水平対向6気筒とEVパワートレインに変更したにもかかわらず、ポルシェの伝統的プロポーションを維持していることが見てとれます。
このCGは「MissionR 2+2」コンセプトが発表される前に製作されたものですが、どちらも「918スパイダー」からインスパイアされている様子が伺えます。フロントエンドには「タイカン」風ヘッドライトや、シンプル設計のインテークを装備しています。
広いリアトラックは、ツイン電気モーターが両方ともクルマの後部に取り付けられていることを明確にし、サイドにはバッテリーを冷却するため巨大エアインテーク、足回りには空力学的ホイールが装備されています。またリアエンドでは、「911」バッジの上部に名車「356」を彷彿させるクラシックなリアエンジングリル、LEDライトバーが「PORSCHE」ロゴを優しく包んでいます。
ポルシェは2030年までガソリンエンジンを維持すると予想されており、2025年にハイブリッドバージョンを投入、フルエレクトリック版は2031年以降に発売されると思われます。