■相互通信対応ドライブレコーダーに接続するとレーダーでの操作が可能に
セルスター工業は、新型レーザー式オービスや新型レーダー式小型オービスなどに対応する、3.7インチモデルのASSURA「AR-W87LA」を2021年9月16日に発売しました。価格はオープンです。
今回の新製品は、従来製品よりも受信性能が2倍にアップ。一体型セーフティレーダーに、無線LANと静電容量式タッチパネルが搭載され、3.7インチのディスプレイが搭載されています。
最大の特徴は、無線のLAN搭載によりスマホでのデータの更新が可能な点で、パソコンやスマホで投稿された取締情報などのポイントをリアルタイムで表示することができます。毎月更新されるGPSデータや、セルスターが提供する最新情報も自動で更新。画面の上部に、同社からの情報をテロップで表示することもできます。
また、スマホ感覚で操作できる静電容量式タッチパネルの採用もトピックスです。スマホのようにピンチイン、ピンチアウトで地図の拡大縮小ができたり、フリックで待受画面が選択できたりするなど直感的な操作ができます。
さらに、フレネルレンズとフィルターのそれぞれのメリットが組み合わせられ、独自開発された特許出願中のフレデリックスレンズを採用。60度とより広く、より遠く(約2倍の直線探知性能)離れた場所からでも誤警報を抑えて、レーザー波を受信することが可能になっています(同社の従来製品比較)。
受信レベルは、強・弱の2段階切替式で、レーザー式オービスからのレーザー光の受信レベルを(強・弱)2段階で判定し、テキストと効果音の強弱で警告します。なお、一般的にレーザー光の受信レベルが強い場合、自車位置から取締機の設置場所が近くなるので距離感などを把握できます。
ほかにも、誤警報を軽減する機能も盛り込まれています。光学フィルターとセルスター工業独自のシステムにより赤外線やレーザー光を使った機器など、誤警報となりやすい受信とレーザー式オービスからのレーザー受信を高い確率で識別が可能としています。
さらに、新型レーザー式オービス「LSM-310」の受信警報にも対応するのも見逃せません。レーザー受信機「AL-02R」をリヤに設置して同機に接続すれば、後方受信した際に画面と音声で警告します。なお、後方設置には、別売の「AL-02R」と「RO-123」が必要になります。
加えて、新Kバンドの新型レーダー式小型オービスの受信にも対応。同機を相互通信対応ドライブレコーダーに接続すると、レーダーに設定画面やカメラ映像を表示、レーダーでの操作が可能になります。この際は、レーダー側からドライブレコーダーに情報(GPS、OBD II)と電源供給が行われます。このオプションの相互通信用コード(12V車専用)が必要(GDO-06、GDO-07、GDO-16、GDO-22)。
今回のASSURA「AR-W87LA」は、本体サイズが112(W)×19.4(D)×66(H)mmとコンパクト設計で目立たず装着できるのも特徴です。
(塚田 勝弘)