SUBARUの新型アウトバック(欧州仕様)がユーロNCAPの2021年安全性能テストで最高評価の「ファイブスター」を獲得

■SUBARUはフォレスターに続き9度目

日本でも新型レガシィアウトバックの先行予約が始まっていて、すでにオーダーした方も多いでしょう。走りの良さや安全性を最も重視しているのがSUBARUです。このほど、SUBARUは、新型アウトバックの欧州仕様車が、「ユーロNCAP」の2021年安全性能テストで、最高評価の「ファイブスター」を獲得したと明らかにしました。

レガシィ・アウトバック
新型レガシィ・アウトバック(写真は日本仕様)

SUBARUがユーロNCAPでファイブスターを獲得するのは、2019年のフォレスターに続いて9度目になります。ユーロNCAPの2021年安全性能テストでは、成人乗員保護、子供乗員保護、歩行者および自転車保護、安全運転支援の4項目が評価されます。

新型アウトバックは、全項目でファイブスター認定の要件になる基準点を上回る点数を獲得しています。中でも、安全運転支援、歩行者および自転車保護の項目では、2020年安全性能テストから適用された最新基準での評価を受けた全車種のうち、最も高い点数を獲得したそう。

なお、ユーロNCAP最新評価基準(2020-2022)におけるアウトバックの安全運転支援項目得点率は95%、歩行者および自転車保護項目得点率は84%となっています。新型アウトバックの欧州仕様車は、2021年に発売され、ステレオカメラが広角化されて機能の向上が図られた「新世代アイサイト」を搭載。また、万が一の衝突時に乗員の保護に加えて、相手車両へのダメージも軽減することを目的に「セカンドロードパス構造」が採用されたことで衝撃吸収性能が向上されています。

SUBARU レガシィ・アウトバック
新型レガシィ・アウトバック(写真は日本仕様)のリヤビュー

さらに、衝突時に自動でブレーキを作動させて減速することにより、多重事故の危険を低減する「ポストコリジョンブレーキコントロール」をSUBARU初採用するなど、衝突安全性も引き上げられます。

なお、2021年9月2日に日本で先行予約が開始されている新型レガシィ・アウトバックの日本仕様にも、欧州仕様と同様に、セカンドロードパス構造、ポストコリジョンブレーキコントロールが採用されています。「安全と愉しさ」を重視するSUBARUだけに、新型アウトバックも第三者機関において安全性能が高く評価されています。

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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