メルセデス・ベンツ最後のPHEVは「GT 64 S Eパフォーマンス」に。MTも廃止へ

■2030年以降、北米、欧州、日本市場においてはエレクトリックモデルのみ販売

メルセデス・ベンツは、PHEVの開発を終了することを明言、今後はフルエレクトリックモデルへ加速することが確実となりました。

メルセデス AMG GT63_006
メルセデス AMG GT63 S Eパフォーマンス

ミュンヘンで行われていたIAAモビリティ2021にてダイムラーの幹部は、メルセデス・ベンツが将来的に新しいプラグインハイブリッドパワートレインを開発しないことを確認。すでに2022年から2030年までにEV開発に400億ユーロ以上を投資、2019年から2026年の間に80%のPHEV開発費が削減されると発表されていますが、さらに具体的になってきました。

メルセデス AMG GT63_004
メルセデス AMG GT63 S Eパフォーマンス

同社は2020年代終わりまでに完全にゼロエミッションモデルへの移行を加速するために、電気自動車プラットフォームのみの導入を開始。IAAにて発表されたばかりの「AMG GT 64 S Eパフォーマンス 4ドアクーペ」を含む既存の製品は継続されますが、次世代のPHEVシステムに投資されることはないといいます

「AMG GT64S Eパフォーマンス」は、AMG 「GT 63 S 4MATIC+4ドアクーペ」の頂点に設定される最強モデルで、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンと電気モーターにより、最高出力843hpを発揮、0-100km/h加速2.9秒、最高速度316km/hの動力性能を持ちます。

このパワーは、メルセデスAMG量産モデルでは史上最強であり、PHEVモデルの集大成といっても過言ではないでしょう。つまりこれを超えるPHEVはもはや登場しないことになります。

同社では、すでに新しいガソリンエンジンの開発は中止されていますが、2020年代終わりまでにマニュアルギアボックスの廃止も明らかになっており、2030年以降、北米、欧州、日本市場においてはエレクトリックモデルのみが販売されることになります。

日本における国産車では、2030年代半ばにガソリン車の販売終了が予定されており、今後10年程度で輸入車・国産車問わず、自動車業界が大きな転換期を迎えることになりそうです。

(APOLLO)