TOYO TIRESが商用バン向けのオールシーズンタイヤ「CELSIUS CARGO(セルシアス カーゴ)」の発売を開始

■商用車の使い方にも考慮し、耐摩耗性にも注力

日本でも知名度が高まり、選択肢も増えてきたオールシーズンタイヤ

年に数回しか雪が降らない非降雪地域では、夏タイヤと冬タイヤの履き替えはそれなりに手間がかかります。オールシーズンタイヤは、氷上路面には向きませんが、たまに降る雪の中でもクルマが欠かせない人にとっては、選択肢のひとつになりえるでしょう。

TOYO TIRE CELSIUS CARGO
ビジネスバン専用の「CELSIUS CARGO(セルシアス カーゴ)」が登場

2021年9月14日、TOYO TIRES(トーヨータイヤ)は、オールシーズン(全天候型)タイヤの「CELSIUS(セルシアス)」シリーズに新たにビジネスバン専用の「CELSIUS CARGO(セルシアス カーゴ)」を追加し、2021年10月より発売します。

発売時のタイヤサイズは、195/80R15 107/105N LTの1サイズで、価格はオープン。

「CELSIUS」は、2015年より北米をはじめ、欧州にも投入されている全天候型のオールシーズンタイヤで、日本では2019年に発売されています。「スノーフレークマーク」の打刻によって証明される雪上(スノー)性能を備え、突然の降雪時にも安心、安全な走行ができます。また、先述したように、夏と冬の変わり目に季節専用タイヤに履き替えるなどの手間を省けるなどの利点により、好評を得ているそうです。

 TOYO TIRE CELSIUS CARGO
サイドに外傷からの保護を目的としたバットレスデザインが施されている

ビジネスバン向けの「CELSIUS CARGO」は、乗用車用の「CELSIUS」を商用バン向けにアレンジ。ビジネスバンは、荷物の積み下ろしなどのほか、数人が乗車して高速道路などを使い、目的の現場に向かうという移動のニーズも満たしています。

TOYO TIRES
「CELSIUS CARGO」装着車の走行イメージ

TOYO TIRESは、こうした車両特性を考慮して同タイヤを開発。具体的には、気候や季節によって変わる路面状況に左右されないスムーズな発進性と加速性能、確かなブレーキング性能、荷物の積載などにより大きな負荷が掛かった際の耐摩耗性などを条件に入れて開発したそうです。

TOYO TIRE
「CELSIUS CARGO(セルシアス カーゴ)」のタイヤパターン

「CELSIUS CARGO」のタイヤパターンには、スノー、ドライ、ウェットそれぞれの路面で適切な効果を発揮し、耐摩耗性に寄与する要素が盛り込まれています。タイヤの側面には、外傷からの保護を目的としたバットレスデザインが用意されているのも特徴。

既述のように、非降雪地域である都市部などに見られる突然の降雪や高速道路での冬用タイヤ規制でも走行が可能で、シーズンを通してビジネスバンの安定した走行をサポートするタイヤになっています。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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