■ 巨大なクラムシェルフード、スプリット10連LEDヘッドライトが初めて確認
韓国ヒュンダイが展開する高級ブランド「ジェネシス」は、フルサイズ4ドアサルーン「G90」次期型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュル高速テストに出現した開発車両は、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、巨大なクラムシェルフード、ジェネシスお馴染みのスプリット10連LEDヘッドライトが初めて露出しています。
また、フェイスリフトされた現行モデルではじめて導入された大型クレストグリルが継承されていることがわかります。
サイドでは、電子ポップアップドアハンドルを装備、後部ドアの後ろには追加の固定ウィンドウがみられることからもボディが拡大され、より良いエアロダイナミクスを実現すると予想されます。
後部に見えるLEDテールライトは、一部が隠されており、同社の「Two Lines」を考慮すると下部に別のテールライトが存在しているかもしれません。また台形のデュアルエキゾーストパイプは現行G90のものが仮づけされているようです。
パワートレインは、5.0リットルV型8気筒ツインター自然吸気ツインターボエンジンは廃止され、3.5リットルV型6気筒ツインターボエンジンに置き換えられます。最高出力は380hp・最大トルク530Nmが期待できるといいます。
ただし、ライバルであるアウディ、メルセデス・ベンツ、BMWはV型8気筒をラインアップしており、より強力なモデル計画がある可能性もあるほか、フルエレクトリックモデルも期待されています。
G90新型のワールドプレミアは、2021年内が有力ですが、その前に韓国でプレビューされる可能性もあるといいます。