■2023年発売の新型「ティグアン」もオートマチックのみ設定の可能性
フォルクスワーゲン(VW)は、2030年までにマニュアルトランスミッションを完全に廃止する可能性が高いことがわかりました。
現在ドイツ自動車メーカーは大規模な電化推進の真っ只中にあり、2030年までにはヨーロッパ全体でエレクトリックモデルのみを販売する予定となっています。
EVはマニュアルトランスミッションを持たないため、VWがスティクシフトから開放される年になるとドイツ「Auto Motor und Sport」誌が掲載しています。
2023年に発売を予定している、コンパクト・クロスオーバーSUV「ティグアン」次期型では、オートマチックトランスミッションのみで提供すると予想されているほか、すでに「パサート」新型もスティックトランスミッションのオプションは設定されていません。
この動きはシュコダ、セアト、アウディなどVWグループ全体に広がると予想されます。
現在、VWには「ゴルフGTI」や「ゴルフR」など走りを楽しむべく素晴らしいクルマがラインアップしており、高性能「ゴルフR」では、6速MTと7速デュアルクラッチトランスミッション「DSC」が選択可能で、最高出力315hpと最大トルク400Nを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載。リアアスクルトルクベクタリングとドリフトモードを備えた高度な4Motion全輪駆動システムを搭載、コーナリング性能が大幅向上しています。
ゴルフR次期型は2027年にも投入されると予想されますが、電動化によりどんな走りに進化するのか、期待と不安が交差します。